相棒の言う通りにやればいいのさ

テストが近い生徒たちは、おおむね学校のワークが終わったかな。

 

まだ終わっていない子(こういう子は大概『全然』進んでいない)もいるので、そういう子は授業内でやらせたりもしている。テスト2週間前で今の状態ならば上々だろう。ここからが本当の勉強なので気を引き締めていこう。

 

ワークや問題集は繰り返すうちにカスタマイズされていく。

 

解いた日付が書き込まれ、分からなかった問題に印が付き、それが分かって別の印になり、問題文に線が引かれ、丸バツの横にコメントが付いたりもする。そこまでくるとその問題集は世界に一つだけ、「自分専用」の勉強道具になる。

 

ページを開くと、どんな問題が解け、どこが苦手なのか。それをどうやって克服したのか、その時どんな気持ちだったのかまで鮮明に思い出せるようになるんじゃないかな。それくらい自分をぶちまけて作り上げた問題集は、書き込みだらけでグチャグチャかも知れないけれど、なにか別の美しさを醸し出す。

 

それだけやり込んだ「相棒」がいれば、テストだって怖くないはずだ。