目が語る

成績を変えるには、相当な変化を覚悟しなくてはいけないと思っている。

 

今の成績、今の学力はその人のこれまでの習慣や生活から作られている。体つきは日ごろの食生活やトレーニングから作られるのと同じだよね。だからそれを変えるには、習慣や生活から変えていかなくてはならない。中学生ならば、今まで生きて来た10数年間でついた「癖」を変えていくことになるのだ。文字通り、大変なことだ。

 

塾にはいろいろな生徒が来る。学校でトップ争いをしている子から、「なんとか学校の勉強についていけるように」という子まで。何かのクラブチームでほぼ毎日予定が埋まっている子から、「習い事は初めてです」という子まで。そういう子たちの学力や状況によって、成績が上がりやすい・上がりにくいというのはもちろんあるけれど、成績がすぐに上がる子に共通して言えるのはひとつ。

 

「勉強することを覚悟している」

 

ということだ。私は塾の面談で「今までと同じじゃいられなけれど大丈夫?」というをする。生徒も貴重な時間を費やすわけだし、せっかく塾通いするならば変わって欲しいからね。

 

その時の返事の仕方で、ある程度は見えてくるものなのだ。