勉強法信仰

A○azonでネットショッピングをしようと商品を物色していたら、「お守り」が売っていた。神社で買えるアレ。

 

「神社でお浄め済み」

 

みたいな文言も付いていた。どこの神社かは書いていない(書けない理由があるんだろうな)。

 

なんだろうこの感じ。

 

あまり踏み込んじゃいけない気もするので、「まあまあ。招き猫とかパワーストーンとかも売ってることだしね」と、私はそっとパソコンを閉じた。

 

話は変わるが、受験業界にはたくさんの信仰がある。例えば、「この参考書はいいよ」という「参考書信仰」。医学部受験ならこの予備校がいいよという「予備校信仰」などがそれだ。

 

中でも「勉強法信仰」の数は多く、毎年新しいものが生まれ続けている。もうこれ、八百万の神々に匹敵する数が存在するんじゃなかろうか。その内訳も、「実践出来たら確かに成績上がるな」というものから「おまじないか!」というものまである。

 

必死に勉強をしている生徒にとっては、藁をもすがる思いでつい飛びついてしまうが、アレコレ試していくやりかたはいただけない。なぜなら、勉強は一朝一夕で身に付くものではないからだ。少しやってみてすぐに「あ、これ効果無し」と判断することは難しい。

 

勉強法に関していうと、自分のやり方に良いと思える方法をミックスしていって、最終的に自分オリジナルの勉強法が確立できることが一番強いと思う。次々に信仰を鞍替えしていくよりも、心の中に自分だけの仏様を作り出すほうがうまくいく。ネットで届くものよりもきっとね。