夢をつかみたいなら手を伸ばして

中央中と西中の中間テストまで残り9日だ。今日はまだ1,2年が部活で来ていないけれど、これらの学校の生徒たちも、少しずつテスト前は自習に来て勉強する習慣が身に付いてきたように感じられる。いい傾向だと思う。

 

私の中の「成績上げたいなら、『当たり前』でしょ?」は、テスト2週間前からは学校が終わったら毎日すぐに塾に来て、最後までいるというものだ。しかし、

 

「こうしなさい」

 

と言うと、今の子は真面目だから本当に言われたようにしてしまう。そして滞在することで何かを達成した気になってしまう生徒が出てくる。これは危険なことだ。

 

私が狙っているのは生徒の学力向上かつ成績アップなので、「生徒が塾に滞在すること」は手段でしかない。もちろん自習に来れば来るほど成績は上がるのは、過去の生徒が証明している。しかしそれを形だけやらせても逆効果になる。自分で気づいてアクションを起こすしかないのだ。

 

だから声掛けする内容も少し婉曲的な表現になる。回りくどい分伝わりにくいだろうけれど、自分で気づくことが何より大切なのだ。私は「届け!」と思って声を掛け続ける。それが実を結びつつあると嬉しく感じる。