ワーク反復の極意

テスト範囲の複数科目のワークを、1日で1周する生徒が出てきた。これよこれ。このスピードと量をこなす感じ。まさにモンスターエンジン。

 

生徒に「ワークを3周繰り返そう」と言うと、できる問題も含めてご丁寧にノートに問題を3回解こうとする。だから勉強の効率が上がらずに速度も変わらない。それで1回目でできなかった問題を、2回目でもやはりできないままだったりする。そういう子に「7周しよう」と言うと「えー無理」となってしまう。

 

そうじゃなくて、1周目と、2周目3周目ではやることを変える。1周目は解ける問題と解けない問題の洗い出し。時短だ、できない問題なんて答えを写しちゃえ。2周目3周目は出来ない問題だけをやる。そうすると全体的に「分かった」状態になるでしょ?それを4周目5周目で「速く」やる。その時にはノートに書くなんてしない。問題を見て答えが浮かぶかどうかだけ確認する。数学なら計算式だけを書いたりはしてもいいけれど、とにかくスピード重視。すると全体を「覚えている」状態になる。そうしたら7周目なんて「強くてニューゲーム」状態よ。きっと30分もあれば1周できちゃう。

 

そういう勉強を生徒たちには身に付けてもらいたい。みんなこの子に続け!