メモを取ること➀

昔、新社会人になったときに会社の上司から

 

「メモを取れ」

 

「メモを取るな」

 

の両方を言われて混乱したことがある。どっちやねん、と。今考えると「メモを取るな」は、「メモを取れ」の上位互換なんだろうなと思う。取らずにその場で覚え・身に付けなさいよということなのだろう。

 

だから生徒には、「メモを取りなさい」のスタンスでいる。簡単なほうね。私がホワイトボードに説明を書きだしてもボケっとしている子の多いことったら。あまりに取らないので、「その場で身に付けられているのかな」と期待してみると、後になって同じことを聞いてくる。おいおい。

 

そんなわけで、ホワイトボードの横に「メモを取りましょう」の張り紙をした。塾にいる間は、常にせかせか動いていなくてはいけないよ。実際に動作の話じゃなくて、頭を常に働かせておくって意味ね。

 

この張り紙をしてから、メモ帳持参で授業に臨んでくれた子がいた。いいね。こういう子に指導するときは、ホワイトボードに書く量もマシマシに増える。サービスしちゃうよね。