まだ分からないかも知れないけれど

もくせい塾では基本的に宿題は出していないが、小学生には宿題を出している。

 

しかしそれはごくわずかな量で、言ってしまえば「チョロい」と思う。例えば国語で言うと漢字テストの勉強とプリントが語彙の問題で5枚程度だ。これは生徒から見ても少ないだろうし、当然私から見ても少ない。では、なぜ少ないのか。

 

練習には、量をこなすものと質を高めるものがある。例えばあるサッカー部で毎日10キロ走るけれども、練習最後のシュート錬は「10本だけ」とからしい。これは基礎体力をつける意味で10キロ走るような量をこなすことで効果が得られるものと、「10本しか練習できない」とすることで集中力を高め、効果が得られるものを組み合わせているのではないだろうか。まさに1球入魂だね。

 

それと同じで、宿題を少なくしているのは質を高めてほしいと思っているからなのだ。小学生たちは授業内で相当量の問題を解いている。量はそこで十分稼げているので、宿題では質を高めてほしいなと思っている。出している宿題は、やりようによってはいくらでも時間をかけられるものだ。塾で勉強するよりも、自宅で勉強するほうが集中はしにくいと思う。だからあえて質を高める作業を自宅でやってもらおうという狙いだ。

 

ただし今のところまだそれは十分に伝わっていない模様。きったない字でものの5分で終わらせましたみたいなものが提出されているね...トホホ。長い目で見ていくのさ。