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面談で、
「英語の授業を受けてから国語の成績も上がった」
と保護者の方に言ってもらったことがある。そう思ってもらえるのはありがたいよね。でも自分で意識してやっていることではないので、その理由が分かれば、もっと効果的な指導ができるかも知れないと思った。
まずは英語も国語も、同じ言語学習だというのが挙げられる。英語の文を作る時に、「何が」「どうした」と、問題文の文節を意識する。それが国語にも生きてくるんじゃないか。
国語で日本語の文章を読むときに、なまじ日本語だから読めてしまう。でも、主語述語を意識して「ちゃんと読む」というのは訓練しないとなかなかできることじゃない。英語(特に英文法)の学習をしていて、それができるようになったのかも知れない。
あとは、英語の「教科書音読テスト」を毎回課しているのもあるかも。教科書の音読テストは本分の読みと日本語訳を確認している。その準備は私の作った動画を見てもらっているのだけれど、そこでは単語をきちんと拾いながら日本語の「直訳」を行っている。多少ぎこちなくてもきちんと単語レベルで訳すことができるほうが、将来的に受験英語は強くなるからだ。ひとつひとつ単語を確認しながら読むということをするうちに、日本語の文章を読むときの精度が上がっていくのかも知れないね。
そして何より、生徒本人の言語に対する意識が変わったことが大きいだろう。「読める」が「分かる」につながることが腑に落ちたんじゃないかなと思う。それが英語学習によるものだとしたら、嬉しい。