とある塾講師の思い

明日は埼玉県立高校入試。日付をまたいじゃったので今日か。

 

昨日は中3受験生に対し最後の授業を行った。内容は基礎事項の確認。ここまで来たらそれくらいしかしてあげられることはない。時間が許す限り確認をして、間違えた問題は教え、確認をして、また教える。そうして最後の時間を使わせてもらった。

 

そして、ひとことふたこと話して、受験生を送り出した。こちらも特別なことは何も言えない。「シャーペンの芯は入れときなさいよ」みたいな、本当に他愛もない話。

 

塾講師をやって何年にもなるが、相変わらずこの日は同じ感情になる。受験生を送り出す日の思い。いろいろな感情がグチャグチャになって、結局何も言えなくなる。きっと上手な人はこの日に向けて何を言おうか準備しているのだろうけれど、私はいつもそれができない。

 

でも最後に、もし焦っても大丈夫なように勉強を積み上げてきたということ、そして明日も試験会場にいるつもりで応援しているということは伝えられた、かなと思う。相変わらずしどろもどろだったけれど。

 

試験頑張って。応援しています。