期間7ヵ月で偏差値10伸ばす子の条件は

中学生の偏差値10アップは不可能ではない。しかしある要素が必要だ。

 

では高校受験生が、中3の夏休みから勉強を始めて県立高校受験をするとして期間は7カ月くらい。実際にその間に偏差値が10伸びた子はどんな子か。その条件を考えてみたい。

 

➀それまでに、北辰テストの5科偏差値が50台である

40台の子でも10伸びた子も過去にいるけれど、多いのはこの偏差値帯からスタートした子だ。あまりに何もない状態からだと、この期間だけではちと厳しい。知識だけなら何とかなるのだけれど、四則計算や分数の扱い、それ以前の暗記作業への慣れなどはある程度できていることが条件だ。

 

➁夏休みから、平日と土曜は毎日4時間以上自習室で勉強をしている

日曜は塾が休みだったので関知していない(たぶんやってないんじゃないかなぁ)が、平日にやったりやらなかったりとムラのある子だと厳しい。コンスタントにできる子がやはり強い。私が塾の人間だからそれしか見たことが無いのかも知れないけれど、今まで上位難関校に受かってきたほとんど全ての子が、中2のはじめくらいから自習室の主のように通ってきていた。

 

➂国語の力がある

これが大きい。自分で教科書・解答解説が読めること。こればっかりは短期間で身に付くものではないので、この力を養うことも含めると「7ヵ月で偏差値10アップ」ではないのかも知れないけれど。あらかじめ北辰テストの国語で偏差値53以上あると、その可能性がグッと高くなる。

 

上記3つの要素があるとかなり確率高く達成することはできる。しかしこの条件が欠けていても実際に伸びた子もいるので他にも条件はあるのだろうとは思う。