スケジュールは自分管理で

新学期になって学年が1つ上がったことだし、生徒には是非意識してほしいことがある。

 

「自分の予定を自分で管理する」

 

ということだ。2年生や3年生はもちろんだけれど、中1・高1の新1年生には環境が変わるのでその中でやっていくためにも特に意識してもらいたい。

 

学力で大きな比重を占めていることのひとつに、「計画力」がある。勉強の計画を立てて進める力。その為にはテストなどのゴールから逆算して、今自分が何をどれくらいやる必要があるのかを把握している必要がある。これが無いと、無計画に進めて「間に合いませんでした」ということになったりする。

 

この計画力を身に付け、伸ばしていくためには日ごろから先の予定を理解しておくことが求められる。つまり、自分のことは自分でやる意識を持っていなくてはならない。明日の授業科目は何だったか、持ち物は何が必要かを確認するところからはじめて、授業に向けてやっておくべき予習はあるか、テストはいつ実施されるのか。そしてそのテストまでにどんなイベントがあってその両立を図らなくてはいけないのか。そういったことを一度時間をとって考えてみよう。

 

中学生ならまだ許されるかも知れないけれど、高校生にもなってお母さんに

 

「中間テスト前に体育祭があるから、今のうちに勉強は進めておきなさいね」

 

なんて言われているようではいかんのだよ。もちろん中学生も、この「スケジュールは親管理」の状態を早く抜け出せた子ほど成績も高くなる傾向がある。