「有言実行」ならぬ「有言不実行」な子がいる。
目標を宣言はするけれど、全くそれを履行しない。言った後すぐはやるけれど、だんだんやらなくなるというのならまだ分かる。継続するのも能力だからね。でも、言った「直後」から全く1ミリもその通りにしない子ってのがたまにいるんだよねぇ。
私が「こうしなさい」と言って、それをやらないとかも全然理解できる。それは強制への反発だろう。そうじゃなくて「自ら宣言」し、そしてやらないのよ。これは理解が難しい。なんとなくそう言うように「仕向ける」ってあるじゃない?そう言わないと解放してもらえない空気を作るとか。そういうのも全くしていない。むしろ
「へぇそうなんだ。ムリしないでね」
くらいの姿勢で聞いているんだけれど、自ら言い放ってやらないのよ。逆にちょっと面白い。
「先生を喜ばせたい」
みたいな心理が働いているのかしら。こう言えば喜ぶだろう、みたいな。でもそれだけ人の心理を慮れるならば、その後やらなくてかえってガッカリさせちゃうみたいなところまで分かるはずだよね。全くもって不思議。自分で気持ち悪くないのだろうかとちょっと心配になる。
私は行動でしか生徒の評価はしないので、そう言われても特に何もないのだけれど、この心理は紐解いてみたいなとは思う。