「辞書をひく」という習慣をつけさせるには

勉強していて知らない言葉が出たら、我々大人は

 

「辞書をひく」

 

という答えが分かり切っている。しかし、勉強を始めたばかりの子供はそうもいかない。分からないものを人に聞けるのならまだいいけれど、分からないことを隠してそのまま素通りしてしまうかも知れない。

 

はじめはそれでもまだなんとかなるかも知れないけれど、少しずつ分からないものが増えてくると、やがて学力に影響が出てきてしまう。中学生になってからかな、「語彙力」による学力差が露わになるのは。だから辞書をひく習慣はできるだけ早くに身に付けたほうがいい。できれば小学校低学年のうちには。

 

もちろんもくせい塾でも辞書をひくのは生徒に推奨していて、小学生と中学生全員に対して、

 

本棚に連れていく→辞書を手に取る→机に戻り、辞書をひく(やり方が分からない子には教える)→辞書を元の場所に戻す

 

という流れをひとりひとり一緒にやっている。たぶんここまできちんと指導している塾って他には無いんじゃないかな。「分からなければ辞書を引くんだよ」ではできるようにならないからね。小学生のうちにこれを経験した子はその後、自然に辞書を取りにいけるようになる。