勉強は自分との戦い

勉強って、徹頭徹尾「自分との戦い」だと思う。

 

勉強する理由ができると、まずは勉強以外の誘惑に打ち勝たなくてはいけない。スマホ・ゲーム・漫画などの娯楽もそうだし、時には友達との遊びの約束を断る必要も出てくる。純粋な遊びの誘いならばまだしも、「一緒に勉強しよう」などと巧妙に言葉を変えて誘われたりもする。こういう誘いが来ると自分の決意も一瞬グラつく。そこをグッと我慢できるか、自分との戦いだ。

 

勉強の習慣がついてからも自分との戦いは続く。例えば成績が上がらない時。自分では頑張っているつもりでも成績に反映されないこともよくある。この場合、自分の中に原因はあるので、自分の弱いところを見つめ直さなくてはいけない。どこが悪いのか、そもそも勉強量はこれで足りているのか。自分の弱みをこれでもかと突きつけられる辛い時期かも知れない。

 

受験が近づいてくると、今度は周りの声が気になりだす。親や先生は「勉強勉強」とボリュームが大きくなるし、友達の勉強の様子も気になる。そこで揺さぶられずに目の前の勉強に向き合えるか。それまでに蓄積した自分との向き合い方が試される時期だ。

 

だから学生時代に勉強をしっかりやったと言える子は、自分自身を向き合っていける強さが身に付くのだと思う。