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最初は読み聞かせをしてあげて、それから自分の後に続いて読ませる。こうしたステップを踏んでいかない限り、いつまでも文章なんか読めるようにはならない。
小学生の子と国語ワークの文章を一緒に読んだ。まずは私が文章を区切って読み、その後に続いて読んでもらう。はじめは文節レベルで区切りながら。読めるようになってきたら少しずつ伸ばして1文ごと、1段落ごとと広げていく。自分で日本語として読めるようになるには何か月もかかり、自ら本を手に取るようになるには何年もかかるだろう。
「いくら言っても本を読もうとなしない」
は当然のことだよね。読めるようにしてあげてないうちに「読め」と言ってもそりゃ読まないよ。読書経験の浅い子は、はじめは2ページも読むとヘロヘロになる。疲れが読み間違いとして如実に出る。日本語を自由に読めるようになるには、地道なはたらきかけが必要だ。