大量暗記の仕方➁

たくさんの暗記を一度に行うには、「最速で何度も反復する」です。

 

速さを「もっともっと」上げて


そして最も大切なのは「最速で」という部分です。

 

反復すれば効果が高まるのは疑いようのないことですが、反復の効果は「記憶が残っているうちに」するほうが高くなります。よく「忘れた頃に復習しよう」という言葉を聞きますが、それでは遅いんですね。忘れる前、というか覚えた直後に反復し、短期記憶を長期記憶にしてしまうことが良いとされます。

 

では、その速さはいかほどかというと、英単語くらいの長さのものならば「1単語1秒」です。「えーそんなの無理ー。」という言葉が聞こえてきそうですが、ここが多くの生徒の勘違いしているところです。初めて見たものはまず短期記憶されますが、短期記憶の保持は1分程度だそうです。ですから、長く見ているとそれだけ忘れていってしまうんですね。例えば100個くらいの単語を覚えるのに1時間くらいかけて1周している生徒もいますが、それだと忘れてしまうから1時間もかかってしまうんです。それよりも1秒1単語で1周2分弱で進み、それを7割くらいの記憶でもって10分で5周、20分もやればだいたい頭に入ります。

 

電車を使う高校生ならば、駅と駅の間がだいたい何分か計っておき「○駅から△駅までの間に、この範囲を3周しよう」みたいに縛りを設けてやるとヒヤヒヤ感がプラスされて集中力が高まり、記憶にも残りやすくなりますよ。私もやっていました。