誰でも、苦労して手に入れたものは大切にするはずだ。一生懸命お金を稼いでやっと手に入れた車や高級品などをぞんざいに扱ったりはしないし、やっと手に入れた人気アーティストのコンサートチケットは当日まで大切に保管するだろう。
だから学力や成績を上げるのも、多少は「苦労した」ほうがいいと思っている。簡単に上がってしまったら、その価値が分かりにくい。自分の持っている成績が、他の誰かが心から欲しがっているものだと思えたほうがより大切にできるだろう。そうすれば更なる上昇だって望める。
逆に短期間で簡単に成績が上がってしまったりして、それが「当たり前」のことだと思ってしまうと怖い。慢心して次は必ず下がることになる。学力の向上は、生徒本人が苦労して「勝ち得た」と思えたほうがいい。