安定の状態

人は安定したがるものだ。これは大昔の人類が不安定な狩猟生活を営んでいたことが原因だと聞いたことがある(ちょっと眉唾ではあるけれど)。

 

だから今でも、新しいことをするには勇気やエネルギーがいる、現状で満足の場合はすすんで変化することを嫌がるということで、それは人間の性質なのだ。

 

勉強をしていない子は、勉強していない状態が安定した状態になってしまっている。まあ、何もしないでいいのは楽だしね。でもそれだと成績はいつまでたっても底辺のままだ。

 

そういう子が塾に来ると、

 

「居づらい」

 

と感じるはずだ。塾には上昇志向の風た吹いている。その風にあてられたとき、自分の現状が不安定になる。変わることを強要されるからだ。そしてそれが「居づらさ」の正体だ。だから変わるか、その場を去るしかなくなる。塾はそんな場でなくてはならない。