模倣力

お手本を守れる子は伸びる。

 

例えば計算問題を教える時、

 

「このように解くんだよ」

 

ということを指導する。途中式を必ず書くんだよ。途中式の等号は縦に揃えて書くんだよ。約分は分母と分子の数にナナメ線を入れて行うんだよ。

 

そういったことをいつまでも守っている子は成績が良い傾向にある。一方成績の悪い子はそういった教えを破るのも人一倍早い。

 

「先生のやった通りに真似っこしてやってごらん」

 

と言った直後にオリジナリティを出してくることもままある。ルールは守るものだという意識と、模倣する技術が足りていないのだろう。お手本はやがて超えていくべきものだが、それよりも質の低いオリジナルでは意味がない。

 

勉強ができる子に育てるには、勉強自体を教えるよりも先に、この部分を教える必要がある。勉強の「周辺」の力のひとつだ。