もくせい塾は自習ありきの塾た。イメージは、生徒が1週間自学で勉強をしていって、その途中に授業があるって感じ。
だからそのイメージ通りになっている子は成績がガンガン伸びるし、「授業の時しか顔を見ないな」という子はビミョーになる。入塾時に「ウチは自習に来ることをお願いしています」と言っているのはすでにその経験則が塾にあるからだ。中学生の「自宅で勉強しています」っていうのは、せいぜい定期テスト止まりなのよ。
ただし、塾に自習に来ていてもビミョーになってしまう子というのもいて、それは「時間が来たら帰っちゃう子」だ。何か用事があってその時間までしかいられないというのではなく、いつ来ても同じ時間に帰る。そういう子は塾に来ても、ただいるだけなので成績が上がらない。
大人なら分かると思うが、いつでも同じ時間に終わる仕事なんてあまりない。時間がきたらやむを得ず切り上げるか、終わるまで残業するか。時間ぴったりに終わるのは、単純作業の仕事くらいじゃないかしら。
だから自分で帰る時間を決めてしまっている子は、時間が来たら帰れると思ってしまって勉強の密度を高める工夫もできない。よって学習効果も低く成績が上がらない。学習記録シートを書かせているのは、勉強を時間ではなく量で考えさせるためなのだ。