「スキマ時間」に勉強をするのは難しい

よく言われる

 

「スキマ時間を使って勉強」

 

というやつ。これ結構難しいよ、私はできないもの。でも世の中の大人は子供に対して言ってしまいがち。

 

「時間が無いなら、スキマ時間を使って勉強したらいいじゃん」

 

って。実際それは正しいし時間が無い子はそうするしかないのだけれど、果たして「たいして興味のない」勉強に対してそれができるかどうかは、また別問題だ。

 

確かに世の中にはそれができる子もいる。勉強に強い動機があって、スマホよりも鉛筆を先に手に取れる子。こういう子は放っておいても勉強するので、スキマ時間に勉強だってできる。でもそれ以外の大多数の子はそうじゃない。

 

考えてみてほしい。自分が今の生活に加えて、「スキマ時間の勉強」をしなくちゃいけないと言われたとする。それも自分の興味が持てない分野、そうだな「レメリグ語を覚える」とかを申し付けられたら。まあ続かないよね。強い動機がないと大人でもなかなか難しいことだと思うのね。

 

だからこのアドバイスは「言うは易し...」なのだ。本気で子供に勉強をさせたいと思うのならば、そのスキマ時間しか勉強できない状況をなんとかして整理してあげるしかない。「スキマ時間に~」は、「瓶の中に小石を入れてから大きな石を入れる」ようなもの。なかなか無茶なこと言ってるよ。子供に遊びの時間をゼロにしろって言ってるようなものだもの。