癖を直す

言葉は悪いが、「逃げ癖」の付いてしまっている子は伸びない。

 

できるだけサボろうとする。だからすぐに休もうとする。そしてやらないための言い訳をする。ああ、逃げよう逃げようとしているな。

 

たぶんその方法で「上手くいってしまった」経験があるのだろう。そういう意味ではその子も被害者だ。それまでに関わった先生や塾講師がそれを許してしまっていた罪は重い。

 

だからもくせい塾はそういうことをした子に取り合うことは無い。もちろん話は聞くけれど、例えば交わした約束を破ったりしてその言い訳を繰り出しても、「それで?それがどうした」というスタンスで接している。そういう子は、ここまで自分の理屈の通らない大人には出会ったことないんじゃないかな。それこそ「辞めたきゃ辞めな」というつもりでいく。ウチは個人塾だから、売り上げが減っても上司に怒られることは無い。私が生活に困るだけだ。でもその分私の舌戦は本気だよ。

 

生徒指導は、本当にはじめが肝心だ。これを1度でも許してしまえば、私もその子にとって今までの大人と同じになってしまう。塾が生徒を預かるのってそんな無責任じゃダメだよね。はじめは痛みを感じるかも知れないけれど、絶対にその悪癖を強制してやるって思いで接する。本当に辞めちゃうこともあるけれど。