今日は春分の日で祝日なのね。学校帰りの生徒の声が聞こえないのでなにか違和感を感じていたけど、先ほどようやく分かった。
春分の日ということは、昼と夜の長さが同じ日かぁと思ったのだけど、
「本当にそうなのかな?」
と思って調べてみたら、どうやらそれは間違いのようだ。
確かに春分・秋分の日の太陽は真東から登り真西に沈むので、軌道の長さでいうと昼夜半々だけれど、
- 太陽に大きさがあるため、「日が差し始める時間」は太陽の中心が地平線を出るより前から始まる。
- 日の入りも同様。太陽の中心が地平線の下に沈んでもしばらくは日が差し続ける。
- 地球に大気があり光が屈折する。それで遠くの物体が実際より高く見えるのでもっと早くから明るくなる。
ということで、時間でいうと16分ほど昼のほうが長いらしい。へー。
勉強になった。中学生に天体の授業をするときに、「春分の日は昼と夜の『時間』は同じ長さ」と言ってしまっていたかも知れない。修正しなくてはいけないね。楽しい。