始めての読書体験は与えるもの

高校生と話をしていて、国語の話になったので本を貸し出してみた。もくせい塾の本棚には文庫本がある。

 

「ウチの子、本を買っても読まないんです」

 

とおっしゃる保護者の方が多い。どこも苦労されているのね。だけどそうなるのも当然だ。今はスマホがあるのだもの。

 

子供に本を読ませるには、本にはそれだけの「価値がある」ということも与えなくてはならない。まず自分の読書している姿を見せているかだよね。それなくてして「本を読みなさい」って言っても「なんで?」ってなっちゃう。「本っていうのはね、勉強になるの」なんて言っても読まんよね。

 

本を与える自分が読書をして、そこから得た知識を楽しんでいるか。こういう姿を見ている子は「自分も読みたい」ってなる。子供は楽しいことが大好きだからね。