中学生へのイニシエーション

英語の小テストが始まった中1の生徒。さっそく洗礼を浴びる。

 

もくせい塾の中学英語では教科書の読み訳のテストを行っている。しかしこの中1の子は訳ができずに第1回目のテストで撃沈した。教科書の読みと訳だけなら「簡単だ」って思ったでしょ?そんなに甘くはないのさ。

 

なので、初回ボーナスとして「再テストの権利」をあげることにした。

 

「今すぐもう一度確認してきて再テスト受けていいよ」

 

と伝え、動画ルームに送り出す。そして2、3分くらいで戻ってきたので再テスト。結果、2度目の撃沈。まだまだ甘い。そこで

 

「先生はテスト前とか、30回は繰り返し読んでたなぁ。そうして本文を覚えちゃうのよ」

 

と、指針を示してもう一度動画ルームに送り出す。すると今度は30分くらい戻ってこない。何度も何度も音読しているのが聞こえる。いいね。生徒の学習が、小学生基準から中学生基準へと変わっていく瞬間だ。私はそれを待ちながら内心でほくそ笑む。むろんその後合格できたことは言うまでもない。