時間配分をうまくやるには「何もしない」時間を持つこと

明日は中3生の第1回北辰テストだ。いよいよ始まる受験レースの号砲だね。

 

北辰のかこもんを解いた子たちには、採点をして返却している。その中に明らかに時間が足りなかったと思われる、後半白紙の答案が混じっていることがある。これが一番成績を下げる答案だ。まずは「時間が足りない」ということを無くさなくてはいけない。

 

時間が足りなくなるのは、学校の定期テストと同じようにやろうとするからだ。学校のテストとは違って模試や入試で満点を目指してはいけない。そういうテストではない。大事なのは最後まで解き切る、「完走すること」だ。

 

そのためには、テストが始まってはじめの1分は「何もしない」こと。問題全体を見て、大問ごとに時間を配分する。ちゃんと見直しの時間も含めておくこと。隣の人が鉛筆を走らせていても焦らない。

 

そして解き始めたら、自分で決めた時間制限を絶対に守ること。深追いするから時間がなくなる。時間内にできなかった問題は他の人だってできていない。それよりもできる問題から解くようにしたほうが絶対に点は伸びる。きちんと時間配分されていれば、戻って来て考える時間は必ずある。

 

北辰テストはそういった失敗を学ぶ場でもあるけれど、失敗はしないように気をつけなきゃ繰り返す。かこもんで練習を積んだ子はきちんと「完走」してきてほしい。