「普通の計算はもうできる」って子には

春から初夏にかけて、この時期の数学は計算問題が中心になる。中学生は1年生が正負の数、2年生は文字式、3年生は式の展開・因数分解など。高校生も1年生は式の計算だよね。

 

だから塾での指導も普通に進めようとするとつい単調になりがちだ。もちろん計算は全ての土台だし、きちんと習熟するまで200問は類題を解いたほうがいいとは思うけれど、「もうできている」子に同じような基礎問を解かせていてもね、ってなる。

 

だからそんな子にはちょっと難し目の問題を出したりして変化をつけたりする。中学生には高校受験、特に私立高校の過去問から問題を引っ張ってきたりすると生徒の目の色が変わったりする。

 

そのあたりの見極めは気を付けて行わなければいけないのだけれど、できるだけ幅広いレベルの問題に触れておくことで、数学の思考力を養っていってもらいたいなと思う。