やってしまったかも知れない。
先ほど中腰になって作業していたら、ピキッと。激痛。
昔、ぎっくり腰になった時のことを思い出した。今回はまだ「出て」はいない感じ。筋を痛めたくらいですぐに姿勢を正したので、まだ大丈夫。だいじょうぶ、ふー。
ぎっくり腰になったのは10年以上前の話。あれからずいぶん経ったし、痩せたので油断していた。姿勢が悪いのが祟ったのかも知れない。生徒たちが静かに勉強している中、初期のASIMOみたいな動きで自分の席に戻った。HONDAの技術は日進月歩だけれど、私の慢心は全く進歩していなかったようだ。
ところで、「アシモって今どうなったのか?」と思って知らべてみたら、2022年に開発終了していた。残念だ。せめて2024年現在、ここにまだ旧式アシモ風おじさんがいることは伝えていきたい。
もくせい塾では「先取り学習」をしている子の割合が高い。現状の学年よりも先の学習内容を進めている中学生がほとんどで、中学英語をやっている小学生などもいる。
「先取り学習」と聞くと、なんか難しいことをやっていて、きたるべき受験に向けてガチガチに型にはめていると思われるかも知れない。でも実際はそんな感じではなくて、単に生徒の学習ペースに合わせて指導しているだけ。そうすると、自然と学校の先取りになっていくのだ。
もちろん学校の進度には間に合っていないと、テストで良い点を取るのが難しくなるので、ちょっとだけ先取りするように誘導はする。しかし、あくまで生徒の理解が優先される。カリキュラムを進めるために無理な速度は出さない。生徒が付いて来られなけりゃ意味がないからね。
生徒に先取りをさせるときに私が心掛けたいと思っているのは、
「知識よりも『経験』を先取りさせること」
だ。学校で習っている所よりも先を勉強することで、文法や公式を早く知ってもらいたいわけではない。そんなものは後からでもどうにでもなる。そうではなく、失敗を含めて早く経験することで自分の試行錯誤の時間を増やしていってもらいたいと思っている。今日習って明日テストだと練り上げる時間が取れない。時間に余裕があれば、別の解き方を試したり、教科書や参考書を紐解く時間だって生まれる。たくさん間違える時間も取れる。そういう時間がたくさんあるほうが、知識が分厚くなり自分の経験にしていきやすくなる。
だから先取り学習は推奨しているけれどルールではない。生徒の力に応じて速度が変わり、何度だって戻ってやり直す。あえて1回目には教えない知識もある。そんな先取り学習。「機が熟す」のを待つための先取り学習を目指している。
今日は中3に理科の授業をした。内容は天体。日周運動と年収運動、太陽の観察、金星の観察の問題を扱った。
天体の問題は、図を書き直すことが解法のポイントだ。問題で良く出てくる図があるが、それを解答できる形に書き直せるか、作図的な力が求められる。まさに受験テクニックだね。そのあたりを1題ずつ解説した。入試まで残り1ヵ月を切ったけれど、しっかりモノにしておいてほしい。
なんでもいいのだけれど、何かを「できるようになる」のはどんな時か。教わったとき?ノンノン。「できるまで練習したとき」だ。
初めて補助輪なしの自転車に乗ったときのことを思い出してみてほしい。何度も転んだりぶつかったりしながら挑戦し、ある時急に自転車に乗れるようになったのではなかったか(いきなり乗れてしまう人もいるけれどね)。ちょっと矛盾しているように聞こえるかも知れないけれど、「できるようになるまで練習すること」が、できるようになる方法だ。
勉強もそれと同じ。授業を受けたりして、教わっている段階はまだ自分でできるようになっていない。その後暗記したり問題を解いたりして、初めて勉強は自分のものになる。だから、講義を受けるのは勉強のうちに入らないわけで、その「後」が大切なのだ。
学校から帰ってきて、今日やった内容を復習しているか。通っている塾が講義中心ならば、帰って来て内容を復習しているか。もしもそれをしていないのならば、まだ今日の勉強は始まってもいない。さあ今すぐ鉛筆を持とう。
高校数学の微分法を教えていて感じること。
このあたりになると数学が苦手でついていくのがやっとという子も多くなる。頑張って乗り越えてほしい。特に、グラフの増減を調べる問題で、
「なぜ『増減表』を作るのか」
が理解できないない子が多い気がする。学校ではやり方を教わるだけで、微分係数がグラフのその点での接線の傾きを示すこととリンクしていないのだ。
接線の傾きが負ならばグラフは減少し、正ならば増加する。だから増減表を書くときには1階微分したそれぞれの値の正負を見るのだけれど、そこの説明がなされていないことが多い。
高校の授業は50分程度なので、おそらく微分係数の説明とグラフの増減の説明が分断されてしまうことが原因だろう。微分係数の話が終わったらその日の授業時間が終わってしまい、グラフの増減の話はまた次の授業で行われる。なので新たな内容としてそこまで解説に手が回らないのではないだろうか。どうだろう。
微分の説明が分断されて「線形的」になっていないことが理解不十分を生む原因だなんて、なんだか皮肉な話だね。ちゃんちゃん。
昨日は自習に来て頑張った生徒が少し多かったかな。期末テストまで1ヵ月ということを意識しての行動だったらナイスだね。
聞くところによると、富士中の2年生はもうテスト範囲表が配布されたそうだ。これだけ早いと、直前になって予定が変更される可能性も高まるけれど、生徒に自覚を促すことに大きく作用するのでありがたい。
学校では生徒たちに勉強を強制させることはできない。今の時代、学校の先生がちょっとでも頑張ってしまうと問題にされかねない。「勉強しなさい」とは言うかも知れないけれど、するかしないかは個人の自由というスタンスでいるしかない。学校の先生の中にも思う所はあるだろうね。
だから、この範囲表を出す時期というのは学校の先生からのメッセージなのだと思う。これを真摯に受け止めて、塾生たちには頑張ってもらいたい。
埼玉県の県立高校の「共学化」について、高校で意見徴収が行われている。
なんか、記事には「議論は活発化している」とあるけれど、実際のところはどうなんだろう。そこまで共学化に魅力を感じないんだけど。浦和高校が共学になって、市立浦和高校や大宮高校よりも行きたいと思う女の子どれくらいいるんだろうね。私は別学出身者だからそう感じるだけなのかしらん。
ただ、埼玉県は共学化の流れに取り残された、別学の多い県でもある。今は男女平等とかそういうのがあるので、話し合いはされるべきだろう。時代の流れってやつだね。その上で別学を「残す」となったら面白いんだけどなー。もちろんメリットデメリットをきちんと考えないといけないんだろうけどさ。
中学1・2年生たちの3学期期末テストまで、残り1ヵ月となった。
先週から塾生たちにはワークを進めるように伝えてきている。まだ学校でそれほど授業が進んでいない科目でも、できるところまではワークを進めてしまおう。特に2学期期末テストで準備時間が足りず結果が不本意だった子は、今すぐに取り掛からなくてはならないよ。
テスト勉強において、人より早く始めることにはメリットしかない。今からコツコツ始めていこう。
そういえば今年の共通テストでは不正行為のニュースが少ない気がする。と思って調べてみたらこれだけのようだ。
何年か前にスマホを使ったものが大きくニュースになっていたけれど、今年はカンニングペーパーなど、一周回ってアナログに戻ったような感じだね。面白がっているように聞こえるかも知れないけれど、もちろん不正行為なんて無い方がいいと思っている。
私が大学生だった時、大学の試験で「B3用紙一枚のカンニングペーパーの持ち込みを許可する」というものがあった。そこで私は指定されたサイズの紙に、講義でとったノートの内容を裏表できるだけ小さい文字でビッシリと書いて試験に臨んだ。結果、紙に書いた内容はほとんど記憶に残っており、普通に試験をパスした。
一番のカンニングは、「ちゃんと勉強すること」であると悟った瞬間だった。
「やる気が無いからやーらない!」
というのは子供の振る舞いだ。大人になるとそうもいかない。
そう思ってブログを書いている。書きたいことは山ほどあるのに、「どうも気分がノらないなぁ」と言う日もある。そういう日でも書く。結局そういう日に書いたものと、「ガンガン書けるぜぇ!」という日に書いたもののクオリティはそれほど変わらない。悲しいかな、自分のスキルのせいだと思うけど。そうならば、続けることに意味があると思うようにしている。
「ちょっと調子悪いなぁ」と思っていても、1度書いてみるとその後どんどん書ける日もある。先ほどまでの苦しみは何だったのか。「何も書くことがないなぁ」と思った日は素直にそのことを書く。もはや錬金術だ。でも「やる気がないからやーらない!」だとゼロなので、それよりはずっとマシな気分になる。「塾のブログなんだから、塾のことについて書けよ」と思われているかも知れないけれどね。
頭に浮かんでいるイメージを文章にしたいのにうまくできない時もある。そういう時はちょっとだけ書いたものを保存して、他のことを書いてみたりもする。その保存したものは後にまた書き始めることもあるし、そのまま削除しまうことも多い。「今はまだタイミングじゃないんだろうな」と思うことにしている。とにかく、続けることを続ける。
なんとなく、勉強と似ている気がする。
昨日は中3の第8回北辰テストが実施された。塾生たちの出来はどうだったろうか。結果を見るのも大切だけれど、その前にきちんと解き直しをして力に変えていこう。
これで中3は公立高校入試を残すのみとなった。あとは本番に向けて集中していくのみ。まだまだやれることはたくさんある。苦手範囲が残っている子も、克服する時間は十分にあるはずだ。「なんとなく過去問を解きながら過ごす」のではなく、何をするべきかをしっかり考えて1日を計画しよう。私も、ここから更にレベルアップできるようにしっかり伴走していく。
今日は中3受験生に社会公民の授業をした。内容は経済分野・国際社会分野の問題演習と解説だ。
経済分野の需要・供給曲線の見かた、銀行の働きと日銀の金融政策などは入試でも狙われやすいところだ。国連の組織や活動なども説明した。基本的なことはしっかり押さえておこう。
今日は中3生を呼んで理科の授業をねじ込んだ。あまりタイミングが合わなくて短時間だったけど。次からは事前にやることを告げて、生徒の時間を予約させてもらおう。無駄に奪うことはできないからね。
内容は、天体の分野の問題を行った。天体は習ったばかりでまだ全然習熟できていないので、解説をメインで行う。日周運動の問題では、問題の解き方を解説。星の動きを描くことができれば簡単に解けることを教えていきたい。全部は終わらなかったので、また今度続きを行う。
テレビなどでお笑い芸人のやり取りを見ていると、
「愛のあるツッコミ」
という言葉がたまに出てくる。辛辣なんだけれど、相手のボケを活かしてより面白くしたり、相手にとって「おいしい」方向へと誘導するようなツッコミのこと、なのかなと解釈している。
世間には、ものすごい実績を出している塾がいくつもある。私も同業として、示唆に富むその指導や方針は勉強させてもらっている。そんな塾の共通項として「厳しい」や「手取り足取りを『しない』」というのがあると思うけれど、これって「愛のあるツッコミ」に通ずるところがある気がするんだよね。
生徒や保護者の方にとって「おいしい」方向へと誘導するために、あえて辛辣に(じゃなくて、厳しく)している、のだと。もちろんそこには「生徒と保護者の方の幸せのため」という思いがなくてはできない。だから、「愛」のある、なんだよね。そんな所を見習っていきたい。
中学1・2年生の3学期期末テストまで残り1ヵ月となった。
そろそろ準備を始めるように生徒たちには伝えている。今からきちんと準備していけば3学期に成績を上げることも十分に可能だ。しかし、まだまだ間延びした雰囲気を纏ってしまっている子もいるね。特に2学期の期末テストで良い点を「取れちゃった」子は要注意だ。次も同じようにうまくいくなんて思ってはいけないよ。3学期はテスト範囲が広くなることも十分に考えられるのだから。
高校受験で学校選択問題採用22校や、上位・難関校を目指す子は基本的に油断や隙なんて見せないもの。他人から見て「緩んでるなぁ」なんて思われているうちはまだまだだ。過去に浦和、浦和一女、越北など学力上位の高校に合格した子は、口が半開き(比喩)の状態なんて見せなかったぜ。ほら気合を入れろ。
新しい試みとして、通常授業の内容も録画で残すことにした。前までは高校受験生の夏期・冬期講習くらいしか残していなかった。
残すと言っても撮影したものを少しいじる必要があるので、あくまで「できる限り」という程度だ。多分できない日もある、というかさっき録画が勝手に止まってすでに撮影で来てない時間があったりもした。さっそく頓挫しそうになってる。暗中模索。
授業を見られるようにしておくのって、休んだ生徒の為って意味合いが大きいと思うけれど、ウチみたいな演習型授業の場合はその意味は無い。講義の部分はすでに作成した動画もあるし。だから集団授業を行うときたけ録画していた。でも、残しておけば何かに役立つかもと思って始めてみた。
まだ有効な使い道は無いけれど、ホワイトボードに書いた内容をメモせず流してしまう子もまだまだいるので見返したりできるのはいいかも知れない。また、普段の授業では学年を横断した内容を解説をしていることが多いので、誰かに説明した事柄が学年の違う他の子の役に立ったりもすることもあったらいいな。
教室のタブレットから見られるので自習で見てね。
他のことに対しても言えるかも知れないけれど、
「入試は線ではなく点」
だと思ったほうがうまくいく。
特に大学受験の一般入試になると、何校も受験することになる。その時に序盤に設定した滑り止め校の受験に失敗して、それを引きずっていってしまうことがある。
過去に指導した子の中にもいた。倍率が1倍を超えれば受験は何があるか分からない。しかし本人のメンタルが大きく影響するのも確かだ。そのまま立て続けに時間配分に失敗したり、ズルズルといきそうになっていた。そこで私が生徒に言ったのが上のことだった。その生徒は結局第1志望では無かったけれど、最後に満足のできる大学とご縁がつながった。
入試は毎回新しい受験なのだから、前回のことは気にしなくていい。渦中にいると、そう考えるのも簡単なことではないかも知れない。でもこれが一発勝負の良いところでもあると思って少しは楽になってほしい。
3学期期末テストまで1ヵ月とちょっと。まだ少し早いけれど、昨日から中1・2年生たちは定期テスト対策に入り始めている。
英語と数学に関しては3学期の内容もすでに終わっている子が多いので、復習がメインだ。ここから何度も重ね塗りしまくって、テストまでにピッカピカにするのが目的だ。
少し復習の様子を見てみて、去年末までに進んだ内容は結構抜けちゃってる子もいそうなんだよね...。気合を入れて塗り直さなくてはいけないね、頑張るぞー!3学期末テストまでに学校の授業があまり進まなくて、「1年間の総復習」的な問題構成で出題されるかも知れないので、そこも気を付けなくてはいけないね。
小学生が良い感じだ。まだ今学期2ヵ月くらい残っているけれど、次の学年の学習に入れてしまっている科目も多い。やっぱり体力があると勉強もガシガシ進むね。
そんな感じでやる気に満ちている子たちはガシガシ進めてもらっているが、そんな子でも日によってはペースダウンすることもある。
勉強の波は低学年から高学年になるほど、そして学力が高くなるほど小さくなっていくけれど、それでも全くゼロというわけではない。人だからね。この辺りでいうと越谷北高校に合格するような子でも、毎週会っていると波が見て取れる。
それは体力的な面からくるものもあるし、おそらく「何かあったな」と感じさせる心理的な面からくるものもある。心理的なものは自分ではどうしようもないこともあると思うので、せめて体力面は一定に保てるように規則正しい生活は大切だね。
今日あたりから寒波がやってきてまた気温が低くなるそうだ。教室に来るときにすでに風も強くひどく寒かった。今日の帰りの寒さが怖い。
こうなるとまた体調を崩す子が出てくるので注意が必要だ。体を冷やしてしまうと免疫力が低下するそうなので、温かい恰好で過ごしてほしい。
教室の中では加湿器が大活躍している。新たに購入した加熱式のものと以前からあるものを同時に稼働させているが、湿度があるだけで体感温度はずいぶんと変わる。エアコンの温度設定も去年よりも2度近く下げているが去年よりずっと温かい。エアコンのルーバー操作も変更したのも効いている。意外と単純なことで対策ができた。
とはいえ、学校など人が多く集まるところでは病気の感染もしやすくなるので、手洗いうがいも含めて気を付けていきたい。
国語の現代文読解に関しては、学年による横割りのカリキュラムは関係がない。言葉を知ってさえいれば、小学生でも中学生の問題集を解いているし、高校生で中学生の文章から復習する子もいる。そうそう、高校生になって社会とか国語とか文系科目の成績が伸び悩んでいる場合、読解力が追い付いていないことがある。そういうときは中学生の読解に戻って指導を受けてみるのがおススメだ。
では、小・中・高と学年が上がるにつれて国語現代文読解ではどのような変化があるか。それは文章の難解さだ。まずは言葉が難しくなる。そして設問が難しくなる。これだけ。言葉は仕入れていけばいいだけだから、難しい設問に対応するにはどうするかだけれど、これは「読解の倍率」を上げる感覚が必要だと思う。
小学生の文章読解問題は、問題傍線部の直前直後に解答があるので、肉眼でも十分に見つけられる。しかし中学生になって、高校受験レベルの読解問題を解くときはもう少し解答が傍線から遠く、そして形を隠して配置されていることもある。それを見つけるにはもう少し高い倍率、「虫メガネ」で覗くくらいの文章読解の精度が求められる。
そして、大学受験になったときはその倍率を更に3つくらい上げる、「顕微鏡」の見かた必要になる。そうしないと問題を正確に解くことができない。現代文読解に関して、いろいろなテクニックがあるけれど、結局は文章を文節ごとに見て理解しながら文のつながりを把握できるかどうかだ。それができるようになると、「この作者の文章は『読みやすい』『読みにくい』」という感想を持つこともできるようになる。単純に言葉が難しいかどうかってだけじゃなくてね。
あと最近、小説を読めない子が増えてきている気がする。これは読書の経験値不足だけでなく、映画やドラマなども見ない子が増えてきているのかなと思う。もしくは目に触れるエンタメで心を描くものが減って来ているのか。登場人物の気持ちが理解できていない場合が結構ある。そういう情感の部分もたくさん経験していってほしいよね。
勉強が苦手な子の原因の多くは、「勉強時間が不十分なこと」だと思う。だから生活習慣を変え、その中に勉強の時間を取り入れていくことで改善するのはよくある。
でもだからといって、「勉強に時間をかければ成績が上がるか」と言われるとそうも言えない。それは、量を伴っている必要があるからだ。ただ机に長く座っているだけで勉強ができるようになるわけではないし、10分でできることを1時間かけてやっても効果はかえって薄まってしまう。
例えば暗記が分かりやすい。漢字を20個覚えるのは最短でやりきってしまったほうがいい。その分集中力も高まるし、忘れる前に反復するので記憶が定着しやすくなる。これを1時間かけてダラダラやるとかえって身に付くにくくなるだろう。
勉強は時間だけを長くしても効果が必ずしもでるわけではない。適切な量と集中力が大切だ。
今日も埼玉県の私立高校入試が多く行われた。受験した子はお疲れ様でした。
昨日と今日2日連続で受験だった子も結構いると思う。受験は思っているよりも心理的な負担が大きいと思う。1日目の結果が気になって2日目に影響が出ちゃったりすることもあるだろうし、終わって疲れがドッと出た子もいるかも知れないね。県立高校が第1志望の場合はまだまだ気が抜けないので、しっかり休んで次につなげていこう。
自分を持っている子は学力が伸びる。周りに流されずに自分が今何をすべきかを見据えて行動できるからだ。
いつも周りをキョロキョロして、
「友達がこうしているから」
と、自分の行動を合わせてしまう子はそれほど伸びない。少なくともその友達集団の中で1番ではないことが多い気がする。今まで見てきたトップ校に合格するような子って、我関せずで自分の行動を貫ける子が多かった。むしろ周りの子がその子に合わせてしまうくらいの求心力すらあった。
友達関係が良好なのはいいことなんだけれど、キョロキョロして合わせなきゃいけない関係って辛そうだな、とも思う。そのために犠牲にしているものも、決して小さくはないよね。
面談で、
「英語の授業を受けてから国語の成績も上がった」
と保護者の方に言ってもらったことがある。そう思ってもらえるのはありがたいよね。でも自分で意識してやっていることではないので、その理由が分かれば、もっと効果的な指導ができるかも知れないと思った。
まずは英語も国語も、同じ言語学習だというのが挙げられる。英語の文を作る時に、「何が」「どうした」と、問題文の文節を意識する。それが国語にも生きてくるんじゃないか。
国語で日本語の文章を読むときに、なまじ日本語だから読めてしまう。でも、主語述語を意識して「ちゃんと読む」というのは訓練しないとなかなかできることじゃない。英語(特に英文法)の学習をしていて、それができるようになったのかも知れない。
あとは、英語の「教科書音読テスト」を毎回課しているのもあるかも。教科書の音読テストは本分の読みと日本語訳を確認している。その準備は私の作った動画を見てもらっているのだけれど、そこでは単語をきちんと拾いながら日本語の「直訳」を行っている。多少ぎこちなくてもきちんと単語レベルで訳すことができるほうが、将来的に受験英語は強くなるからだ。ひとつひとつ単語を確認しながら読むということをするうちに、日本語の文章を読むときの精度が上がっていくのかも知れないね。
そして何より、生徒本人の言語に対する意識が変わったことが大きいだろう。「読める」が「分かる」につながることが腑に落ちたんじゃないかなと思う。それが英語学習によるものだとしたら、嬉しい。
今日から埼玉県の私立高校入試も始まった。受験スタートだ。
受験生にとっては初めての受験ということもあるので、緊張を感じた子もいるかも知れない。ただ公立入試ほど張り詰めたものでもないので、少し余裕を持って入試本番がどのようなものであるかを感じてきてほしいなと思う。さあ、出陣だ!
英文法学習の最初の躓きは、
「be動詞と一般動詞の文の区別」
に起こることが多いと思う。それ以前に英語自体の躓きは発音とか、アルファベットとかでも起こり得るけど、今回は英文法に限るとという話で。
今の教科書になって良かったなと唯一思うのは、そこが体系立てて説明できるようになっている点だと思う。もちろん一気にやろうとして英語嫌いが大量生産されちゃっている状況ではあるんだけど。一般動詞の文が助動詞の文だという説明をしやすくはなっていると思う。
だいたいここを無事に通過できれば、中学生の英語学習はある程度スムーズに進む。ここで躓いてしまうと定期テストで平均点を超えられない。登竜門的なポジションだと思う。
1年生の英文法の指導が終わっている子には、この冬休みで総復習をしているけれど、この「be動詞と一般動詞の使い分け」から指導し直している。しっかり理解を深めて、今後の英語学習に役立てていってもらいたい。
12月くらいからここまで、中1・中2はそれまでの総復習をメインに行ってきた。もちろん生徒によってやることは変えてるけれどね。中1の内容から復習した中2の子もいれば、復習の目的も忘れているであろう学習内容の確認をしている子もいれば、標準や応用問題にあたってレベルアップを図った子もいる。
中でも、数学の復習で計算問題をもう一度時間を取って練習できたのは良かったかな。1年生にも2年生にも、分数の計算ができない子がいるのだ。
分数の計算は小学5年生で習う所だけれど、そのあたりから算数に躓いてしまう子も多い。中学生になって入塾した子は、これまで中学校の進度に合わせておっつけで指導せざるを得ないこともあったので、時間を取って復習できるのはありがたい。それぞれの学年の計算問題で、分数の問題に触れることで分数の通分や約分のやりかたを再確認した。
分数が苦手な子が特にできないのが、「分子が多項式になっている文字式の引き算」だ。なんとか通分するところまではできるのだけれど、同類項をまとめる所で符号のミスが出る。あと分母を払ってしまうミスね。
これらの計算方法をもう一度仕込んだりすることができた。計算は「型」通りにやることをまず目指してほしい。一番ミスの出にくい計算方法で教えているので、途中式を端折らずに真似してくれれば必ず完璧にできるようになる。
中2は、数学の合同の証明がだいぶ書けるようになってきた。3学期の期末テストの範囲になるので、全員がきっちり書けるようにしておきたい。
証明問題は解くのに慣れるまで、
「うわっ、出たよ...」
という感じなのだと思う。つまりは「面倒臭い」。それまではちょこちょこ計算するだけで平均点くらいは取れていたので、急に文章で書けって言われてそう感じてしまうのも分からないではない。だから証明ができない子は、「空欄、真っ白」で提出するんだよね。はじめから諦めちゃってるの。
昔講師として働いていた塾でも、証明問題を「空欄」にする子は多かった。その頃は私も経験が浅かったので、
「証明は難しいし仕方ないよね」
と思っていた。でも今は違う。証明は「簡単」なのだ。しかも書けるようになってしまえば計算問題よりもミスが出にくいので「オイシイ」問題でもある。そこを講師が「難しいし仕方無い」と諦めてしまっているから証明問題を空欄で出す子が増えてしまうのだ。私は諦めんぞ。手順を追って丁寧に指導すれば、普段平均点を超えられない子でも必ず書けるようになる。
久々に書いたなぁ。
「名無しの権兵衛」
提出されたプリントで、生徒が名前を書いてないときに書く。今はほとんどの子がちゃんと名前を書いて提出してくれるようになった。だから久々に書いたよ。
昔は酷かった。毎日のように無記名でプリントを提出していく子がいて、名無しの権兵衛のオンパレードだった。あまりに酷くていちいち書くのが面倒になったので、「名無しの権兵衛」というシールをパソコンで作って貼るようにしていた。なにやってたんだか。ちょっと悪ノリが過ぎていたかも知れない。
でも、提出物に自分の名前を書くことを忘れる子は成績にも影響する。テストでやらかすこともあるかも知れないしね。こういうところをきちんとしているのってすごく大事なことなんだよ。
どれでも良いので1科目、「得意科目」を作ること。
勉強が苦手な子がそれを脱するにはまずこれだと思う。苦手というほどではなくても、全体的にパッとしない時にも有効だ。
保護者の方は子供の成績を見て、
「まあ!なんて悪い成績なの!」
と、「全部」を一気に伸ばそうとしがちだ。途中から塾に来る子の結構な割合がこのパターンだよね。だから塾からしたら一気に2科目も3科目も受講してくれてありがたいはありがたいのだけれど、子供の視点からするとどうか。
「そんなに一気に全部なんてできないよ」
と思っていることも多いんじゃないだろうか。特に今まで勉強してこなかった子が一気に何科目も成績を上げることは難しいと思う。
大きな困難は分割せよ。まずは1科目、成績が上がったと実感できるものができれば、それ以降のモチベーションにもなるし、そこから引っ張られて他の科目も成績が上がっていくこともある。現に、もくせい塾には1科目しか受講していない子でも成績が全体的に上がる子もいる。大事なのは指導そのものじゃなくて、勉強の習慣だったりするんだよね。
もちろん受験が迫っていたりして「それどころじゃない」ということもあるので一概には言えないけれど、そうなる前に動いて、スモールステップで勉強をできる子にしていくことができれば成功だと思う。
今日は比較的暖かかったけれど、気温が下がっているせいか体調を崩す子がまた増えてきた。
昔に比べて、体調悪いのに塾に来るような子は減った気がする。やはりコロナ禍以降そうなったよね。ムリして体を壊しても意味が無いし良い傾向だと思う。そういえば私自身は中学校を休んだ記憶がほとんど無い。そもそも風邪をひかなかったからかな。体だけは丈夫だった。おかげで学校の授業を受けていて穴はほとんど開かなかった。
インフルなどで1週間休んでしまったりすると大変だ。そういう場合は友達にノートを借りたりして、少しでも休んでいる間に進んでしまった授業を補っておくようにしよう。たまに休んだ分をそのままにしてしまっている子がいる。そうすると、次のテストで良い点を取るのが難しくなってしまう。だから「休んだから仕方無い」じゃなくて「休んだ分を取り戻さなきゃ」と思って、体調が戻ったら早目に動いておこう。私も少しは手助けもできると思うので、こういう時に困ったら質問や相談に来てね。
もくせい塾では基本的に宿題は出していないが、小学生には宿題を出している。
しかしそれはごくわずかな量で、言ってしまえば「チョロい」と思う。例えば国語で言うと漢字テストの勉強とプリントが語彙の問題で5枚程度だ。これは生徒から見ても少ないだろうし、当然私から見ても少ない。では、なぜ少ないのか。
練習には、量をこなすものと質を高めるものがある。例えばあるサッカー部で毎日10キロ走るけれども、練習最後のシュート錬は「10本だけ」とからしい。これは基礎体力をつける意味で10キロ走るような量をこなすことで効果が得られるものと、「10本しか練習できない」とすることで集中力を高め、効果が得られるものを組み合わせているのではないだろうか。まさに1球入魂だね。
それと同じで、宿題を少なくしているのは質を高めてほしいと思っているからなのだ。小学生たちは授業内で相当量の問題を解いている。量はそこで十分稼げているので、宿題では質を高めてほしいなと思っている。出している宿題は、やりようによってはいくらでも時間をかけられるものだ。塾で勉強するよりも、自宅で勉強するほうが集中はしにくいと思う。だからあえて質を高める作業を自宅でやってもらおうという狙いだ。
ただし今のところまだそれは十分に伝わっていない模様。きったない字でものの5分で終わらせましたみたいなものが提出されているね...トホホ。長い目で見ていくのさ。
受験期に入ってバタバタしているけれど、気付けば来週あたりで中1・2年生の3学期期末テストまで残り1ヵ月程になる。
先週くらいまでは正月休み明けで、まだポヨポヨ、フワフワと地に足の着いていなかった子たちも、少しずつ着陸しだした。やっと勉強に身を入れられそうだ。
学校の授業も少し進み始めたくらいなので今はまだ総復習を行っている子が多いけれど、来週を過ぎたら少しずつ定期テスト対策に入っていく。それまでにある程度学力を固め直しておきたい。
この辺りの高校受験生も、そろそろ私立高校入試が始まる。埼玉県の私立高校に先駆けて千葉県近隣の私立高校の入試が始まった。今年ウチからはいないけれど、この辺りからだと専修大松戸高校あたりを受けている中学生もいるだろうね。実は私も高校受験の時に受けた学校だ。自分の中学校からは5人くらいが受けに行っていたかな。駅から学校まで坂がずっとあって、そこを歩いた覚えがある。
いずれにせよ、高校受験生たちも入試が始まる。埼玉県の私立高校は来週の初めあたりから。準備をしっかりして臨もう。
昨日中3生に数学の図形問題の解説をしていて、「ひし形の面積を求める公式」を使って別解を示した。
ひし形の面積の公式は小学5年生で勉強するもので、それ以来出てくるものではない。だから昨日も中3生はポカーンとしていた。中学生になると三角形の面積の公式をいじればすぐに導けるものなので覚える必要も無いけれど、知っていることは力だなと改めて感じた。
数学、図形問題は特に別解の解説が大切だと思う。もちろん解答に載っている解き方が身に付けばそれでいいのだけれど、いろいろな解き方があることを知るだけでも幅が広がる。そしてその試行錯誤の中に本当の数学の力が含まれているような気がするのだ。すぐに答えを出すのではなく、手で触っていろいろいじってみることを試してみてほしい。
そうそう、
「勉強は『朝型』と『夜型』どちらが良いか論争」
について。
天才は夜型タイプが多いとか、経営者には朝型の人が多いとかいろいろ言われている。科学的なデータとかも持ち出されたりするのを見たりもするけれど、結局は自分に合っているほうがいいに決まってるよね。
その上で思ったことだけれど、
「夜型は『ダラダラ』しやすい」
というのがあるんじゃないかと思う。
朝に「勉強しよう」と思って早起きする場合は、「勉強」という目的が明確だから、まあやるよね。その後学校に行ったりするから、時間制限もあって集中力も高めやすい。でも夜って、なんとなく起きてしまっていたりすることも多い。だから「勉強するために夜更かしするぞ」となっていないことも多いんじゃないかしら。そうすると、勉強「以外」のものにも手を出しやすくなるよね。テスト直前とか、強い動機があれば夜型でも効果を出せるけれど、日常学習で夜型って無駄も多くなる気がする。
そういう意味で、朝型のほうが効率的なのではないだろうか。学校の勉強くらいのことならば、朝型でも夜型でもどちらでも「やれ」ば効果は上がると思うんだけどね。
今日は中3生に数学の授業を急遽行った。
内容は三平方の定理の利用について。図形問題を中心に扱った。三平方の定理自体は非常にシンプルなものなんだけれど、図形への汎用性があるので、いろいろな問題に触れておくことが大切だよね。
見た感じ平面図形はまだできるけれど、空間図形になると急に正答率が下がる。これは図形あるあるだ。まずは与えられた図のまま解こうとしてはいけない。急がば回れ。図は状況に応じて書き直さなくてはいけない。立体を立体のまま扱うのは危険だ。立体の中の必要な部分だけを書き出して、平面として見てみないと間違えやすい。
もうすぐ入試だけれど、まだまだ経験値は積める。やることはたくさんある。
試験中、頭が真っ白になった時の対処法は、基本的に「無い」と思う。
「一歩引いて冷静になれ」「次の科目・問題でもっとあがけ」周りの人間は勝手なことを言う。でも、それすら考えられなくなる状態を「頭が真っ白」というのではないだろうか。
私は高校受験で頭が真っ白になったので、自分の経験からそう思っている。本当に何も考えられなかった。キッカケは確か数学の試験中だったと思う。序盤に解けない問題があって、それで歯車が狂い出した。
普段は間違える場面ではなかったので焦った。やばいやばい。どうやるんだコレ。時間ばかりが過ぎていく。周りの音は聞こえなくなるのに、自分の心臓の音だけがはっきりと聞こえる。同時に周りの景色が遠ざかる。終了時間が来て、震える手でスカスカの解答用紙を提出する。その試験が終わってからも引きずった。休憩時間中も何をしていたのか思い出せない。完全に思考停止が続いた。
その日の夜、塾で自己採点をした。自分が過去最低点を入試本番で出したことが分かった時に、はじめて強烈な衝撃とともに時間が動き出した。やっと日常に戻ってきたという感覚とともに、「自分は終わった」という思いも沸きあがった。
しかし結果は合格だった。それまでに言われていたボーダーラインの得点を20点近くも下回ったのに、その年の出題傾向が大きく変わったことが幸いしたのだろう。
そして何よりも、数学の試験のあとの科目でも、手だけが「動き続け」た。それまでの塾で受けていた指導のおかげだった。塾の先生方には足を向けて眠ることはできない。だから私は今自分の生徒を指導する時に、
「1字1句そのまま覚えなさい」
と言う。テストする時はその通りできなければ不合格にする。生徒からはたまに「厳しすぎる」と文句を言われることもある。
しかし、ウンウン唸って思い出す程度の暗記ではこうなったときに役に立たない。そしてこれこそが、頭が真っ白になった時に唯一それを乗り越える手段だとも思っている。
生徒に問題を解かせる時、解いたら私が丸付けを行うことがある。できたもの・間違えたものから状況を見て必要なところを指導するのが理由だ。
でも、生徒によってその仕上がりはまちまちだ。分からないものを少しも考えることなしに空欄のまま持って来る子もいて、
「まだまだ『生きる力』が弱ぇなぁ」
と思うこともある。
わからないものをそのままにするというのは、自らを成長させようとしないことだ。「どうせ教えてもらえる」という受動的な姿勢が見え隠れしているよね。きっとそれまでも誰かにやってもらうのを待っていたのだろう。それでは、自らやる子にいずれ抜かれてしまう。自分のことを伸ばしてくれる人は、これから先ずっと一緒にいてくれはしないのだから。
一方、最近になって声掛けの効果か、調べ学習ができるようになってきた子もいる。拙いながら、自分でテキストを開いて以前の内容を見直したりしている様子は、まるでハイハイから立って歩くようになった赤ちゃんのようだ。しかしそこに生きる力が噴き出しているのが見える。
今の学習状況は関係なく、こういう行動ができる子は必ず伸びるだろう。きっとその伸びしろは社会に出てからも埋まり続けるのだろう。そのほんの一部の時期だけれど、担当させてもらっていることに感謝したい。
大学入試共通テストが終わった。この2日間天候もそう乱れなくて良かったと思う。
今問題をちょこちょこ見たりしている。大学受験生にとっては入試の開幕でとても重要なテストだったけれど、ここからも大切だ。私立大学入試、そして国立大学入試へと突入していく。次に向けてしっかり力をためていってほしい。
埼玉県立高校の12月志願者倍率が出たので倍率の話。
普通科全体の平均倍率が1.19倍だった。去年は1.20倍なので、少しだけ下がっているが、だいたい1.2倍。今回の調査でこれを超えていると埼玉県の公立高校の中では倍率が高く、下回っていると低いと言える。
では、「1.2倍」というのはどんなものなのかというと、「100人募集しているのに応募が120人集まった」ということだ。見方が分からない子は参考にしてみてね。越谷北高校を例に挙げてみると、募集が318人に対して志願者が397人で倍率が1.25倍。1.2倍より少し高いくらい。
ここで、397から318を引いて79。
「79人も落ちるのか...」
と不安になっちゃう子が毎年いるけれど、そういう子にはこう言っている。
「でも1.2倍ってさ、『6人のうちの5人』に入れば大丈夫ってことじゃない?」
まあ詭弁なんだけれど、これで不安が和らぐ子もいる。数字は具体的なものだから真に受けすぎてしまうこともあるけれど、こんなもんは捉え方次第だよね。まだ何も決まったわけじゃないよ。
私、自動車の時ももちろんそうなんだけど、自転車を運転している時、交差点の手前で止まったり速度下げたりして、必ず左右の安全確認をしてから通行するくらい安全には気を付けている。歩行者優先だし、当然違反もしないように気を付けている。自転車に免許があれば絶対にゴールドだと思う。
なのに、なのになぜかよく職質にあう。
今日は昼前に教室に来たのだけれど、その途中でお巡りさんに呼び止められた。土曜の午前中だよ?しかもパトカーが一度通り過ぎたのに、わざわざ方向転換して追いかけてきて止められた。
防犯登録を確認されたのだけれど、そんなに自転車を窃盗しそうな顔しているのだろうか。何がそんなにお巡りさんの興味を引くのか知りたい。服装なのか、人相なのか、はたまた醸し出すオーラなのか。この半年で4回目だよ。そろそろ免除してくれないかな。
確かにパトカーとすれ違う時に思い出し笑いしていたのは不審だったと思うけどさ。
「バカほど基礎をバカにする」
こんな言葉がある。基礎は大事だ。基礎を疎かにしたまま応用に進もうとしても身に付かない。グラグラな基礎の上に積みあがるものはない。
昔、もくせい塾で高校受験を終えた生徒の保護者の方から
「ウチの子が『僕に足りなかったのは教科書だったんだ』と言っていた」
と教えてもらったことがある。この子は3年生になって転塾してきた子だった。前の塾では「上の」クラスに入っていたそうだけれど、偏差値にして60台前半だった。決して基礎をバカにしていたワケではないだろうけれど、もくせい塾に来てから基礎を確認したらスカスカだった。だから基礎固めをさせたら一気に6ポイントくらい偏差値が上がった。
基礎固めを疎かにしがちなのは、中の上くらいの成績の子に多い。学校でちょっと成績のいい子。やっぱり「できる」っていうプライドがあるんだろうね。
でも、もっとできる子は意外と基礎固めばっかりやっていたりする。公立の難関校の生徒と相対すると、基礎力の高さが際立っている。変なテクニックに走ったりせず、分厚い基礎を元に問題を蹂躙している。当たり前のことを当たり前以上にできる人がより高みを目指せる。
今日は教室を開く頃になって急に天候が崩れだした。ちょっとだけど雪降ったね。
中3受験生たちが早くから来てくれたので、テスト道場を行った(再開!)。内容は社会の用語集と理科の暗記シート。社会は公民の後半戦に入ったけれど、しっかり合格できていた。
その後アンケートをとって、数学の図形の所の授業を急遽やることにした。三平方の定理のところの演習授業を行った。
学生時代の後悔のひとつとして、「もっと早く学校に行っていれば良かった」というのがある。
私は登校時、遅刻ギリギリを繰り返した。中学生の時は生徒会の人が校門を締めている所に「待って!待って!」と言って駆け込むことも多かったし、実際に遅刻して取り上げられた生徒手帳を職員室に取りに行くこともあった。
高校生になってからも「チコ電」(遅刻ギリギリの電車)に乗ることも多かった。学校が駅のすぐそばだったので、ホームで始業のチャイムが聞こえてもダッシュすると担任よりも早く教室に入れた。チコ電に乗り遅れた場合、次の電車を待たずに1つ前の駅から出て走ると間に合うという裏技もよく使った。こういう知恵ばかり身に付いた。
成績の良い子は早く来ていることも多かった。一方自分は校門が何時に開いているかなんて知りもしなかった。とにかく、学校に行くのがギリギリだった。これを30分でも早く行っていれば、きっと学力やその他諸々にもっと良い影響が出ていたのだろうなと思う。
明日は大学入試共通テストだ。
これを機に大学入試もスタートする。
なんだか上手く言語化できなくて、明日の天気とかばかり見ていた。明日は夕方に雨、天気予報サイトによっては雪の予報。しかし試験に大きな影響を及ぼすほどではないのかな。
昨日の帰りに温度計を確認したら3℃。今朝は-1℃を表示していた。ここまでいろいろな重圧に耐えながら頑張ってきて、明日暖冬とはいえ寒い中試験会場に向かう生徒に、気安く「頑張れ」なんていえないよ。
どうか普段通りの力が発揮できますように、と願うのみ。
埼玉県公立高校の12月志願者倍率が出た。
越谷市内を中心にした東部地区を見てみると、
学校名[今年の倍率(去年同時期)]
越谷北[1.25(1.26)]
越ヶ谷[1.72(1.75)]
越谷南[1.61(1.82)]
越谷西[1.08(1.25)]
越谷東[0.98(1.03)]
春日部[1.25(1.08)]
春日部女子[1.21(1.00)]
春日部東[0.99(0.90)]
草加[1.06(0.99)]
草加南[1.18(1.10)]
草加東[1.25(1.26)]
草加西[0.87(1.24)]
越谷南と越谷西、草加西が下がって、春日部と春日部女子が上がった感じかな。2倍を超えるところは無いけれど、越ヶ谷と越谷南は高めかな。
なんか、メガネが割れたんですよね。
自分の想像を超える形で。
今日はもう帰ります。お疲れ様でした。
勉強って、なんとなく「部屋の掃除」に似ている。
日ごろからちょこちょこ片付けをしていれば、いざ掃除をするときにそれほど苦労しない。でも散らかし放題散らかしてしまうと、掃除がまるで労役のように苦しいものになる。勉強も習ってすぐに復習すればそれほど苦労しなくても身に付く。でもテスト直前まで触れないでおくと、習ったことを忘れてしまい、またいちからやり直しになって面倒くさい。
新しく買ったおもちゃでもきちんと整理整頓しておけば、必要な時にすぐに取り出して使える。買った時に置き場所を決めずに遊んで、飽きたらほっぽり出したままにしておくと、そのおもちゃもすぐに汚れるし寿命も短くなり、使うことができなくなる。勉強でも習った知識を整理整頓して覚えておかないと、忘れやすくなりすぐに使えなくなってしまう。
また、物があふれかえっている部屋だと導線がきちんととれないので、物を取り出したり移動するのですら時間がかかる。動きが鈍る。頭の中で勉強したことがまとまって飲み込めていないと、その知識を使うことができずにいつまでたっても「回転の遅い」人のままだ。
ほら、勉強と部屋の掃除はなんとなく似ているでしょ?
昔高校受験で大逆転合格した生徒の話。
通知表はオール4も無かった。それどころかオール3に4がちょぼちょぼあるくらい。だから、学校選択問題採用校への受験は親と一緒に止めた。
「キミの成績だと難しいから」
ってね。でもその子は
「俺はそんなレベルの低い学校に行く器じゃない」
と(本当に)言って、学校選択問題採用校を受験し、合格。結果を聞いたときは驚いた。
もくせい塾では高校受験生は夏休み以降基本的に毎日塾に自習に来る。そうするようななってからメキメキと偏差値を伸ばし(確か夏以降で5ポイント以上伸びた)、入試の当日点でボーダーラインをクリアした。こんなこともあるんだね。
正直私は「大逆転」なんていう言葉大っ嫌いだ。それまで真面目にコツコツやっている子が報われる世界であってほしい。でも、こういう子がいるのも事実。それから私は生徒の受験を「止める」ことは無くなった。現状の立ち位置などを伝えるにとどめている。皮肉なことに、これ以降もくせい塾で大逆転合格を何人も見ている。もちろん、全てが上手くいくわけじゃないけれど。
昨日は夜に時間があったので、中3受験生を集めて授業を行った。テキストがまだ終わり切っていなかったからね。冬期講習エクストラだ。
内容は、まず英語の接続詞、間接疑問、仮定法について。仮定法は最近やったところでもあり、よくできていた。間接疑問がちょっと忘れ気味だったからよい復習になったかな。接続詞は問題なし。
その後理科も行った。中3生物の遺伝と進化の所。遺伝の法則は表を描いて求める方法を紹介した。是非できるようになっておいてもらいたい。進化の所はよくできていた。
冬休みのお土産をいただいた。
たこせんべい。
帰省のお土産だそうだ。他にもいろいろいただいた。ありがとうございます~。
これはみんなには配れないから私が独占してしまうのよ。ごめんあそばせ。やべーずっと食べちゃうやつだ。
中3受験生には、冬期講習の終わりに公立入試の予想模試を解いてもらった。教材会社さんが作っているものね。予想模試なので、結果から志望校への順位とかも出る。すごいよね、ちゃんといろいろ研究されていて。
埼玉県の公立高校入試対策といえば北辰テストが一強だけれど、こうしたものも活用して受験対策をしていけば、より細かく指導ができて便利だね。
採点して結果を見た感じ得点は上々だったので、この調子で頑張っていってもらいたい。まだまだ学習の穴も見つかったので、返却時にその話もしていく。
私は緊張を力に変えられるタイプだったと思う。「と思う」と付け加えたのは、今は全然そんなことできなくなっているから。今は緊張するとすぐ萎縮しちゃうよね。年のせいだね。
でも中学生の頃は結構緊張を力に変えられた。というより、「諦め」の境地に至る感じだった。
「これだけやったし、あとはなるようになるさ」
と思ってその雰囲気を楽しめた。
緊張する場面は嫌いじゃなかった。部活動の大会も、模試や学校の定期テストでも緊張した。歌の発表会や文化祭の劇も緊張した。でも自分が緊張していることを自覚している時のほうがパフォーマンスは良く普段以上の力が出せた。唯一上手くできなかったのは高校入試当日だけかな(じゃあダメじゃん)。
何が言いたいかというと、「緊張する時は自分が緊張していることを自覚したほうがいいよ」ということだ。変に抑え込んで冷静を装うよりも、
「あー緊張するなぁー!」
って声に出すくらいのほうがのびのびできることもある。あと、最後の最後で「投げ出しちゃう」くらいの思い切りをしたほうがいい。「ミスしたらどうしよう」と自分を追い込むように考えるよりも、「もうミスしてもいいや」と思うくらいのほうが上手くいく。もちろん冷静さは失わないように。
これから緊張する場面に遭遇することが増える人もいるだろうけれど、そんな人たちへのアドバイス。
昨日は子供たちが帰宅してから、教室で力尽きてしまった。別に特別ハードだったというわけじゃないんだけどね。眠気に負けた。
机に突っ伏して気づいたら夜中の3時。途中目覚めたんだけど起きれず。
次の日に支障が出ちゃうので慌てて帰ったのだけれど、んまぁ~寒い!いくら暖冬とはいえ、時間帯によっては寒さがダウンジャケットの隙間から入ってくる。家に付いた時にはブルブル震えてる状態だった。時間も無いのでサッと湯を浴びて寝た。まったく、時間を無駄にしてしまった。
眠らない体が欲しい。
学力的に塾のシステムに乗れない子というのがたまに来る。
課している小テストをクリアできない。その準備もしてこない、またはできない。はじめは「やる気」の問題かなと思っていたのだけれど、どうやらそうじゃなさそう。ちなみにもくせい塾のシステムの難易度は高くない。きちんとやればこなせるし、こなせれば着実に学力が上がる。
だから、それに乗れない子には「できること」からやってもらうようにする。塾のシステムからははずれちゃうけれど、せっかくウチに来てくれたからね。こちらもなんとかしたいじゃん。とりあえず今は、こっちから頑張ってみよう。できるようになったらまた戻ろうね、って。
しかし、そういう子はたいてい続かずに辞めてしまう。保護者の方に理由を聞くと
「本人のやる気の問題」
と言われる。ああ、親が「やる気の問題」って言っちゃうんだ。面談の時にも「時間がかかるかも知れない」とは伝えているんだけど。
ここで、どうやら「学力を伸ばすこと」をお願いされていたわけじゃないということに気付く。残念だが、覆水盆に返らず。
新年になって新しく記事を書くにあたり、去年書いたブログの記事数をチェックしてみた。
2023年1月 77
2023年2月 85
2023年3月 96
2023年4月 74
2023年5月 68
2023年6月 73
2023年7月 72
2023年8月 75
2023年9月 85
2023年10月 91
2023年11月 62
2023年12月 69
総数 927
あー、年間1000本は超えなかったか。でも1日2本以上のペースで書き続けることはできた。2022年の6月くらいからこのペースで書き続けているので、1年半くらいは継続できているね。「継続は力なり」って言うけれど、これが何の力になっているかは分からない。でも思ったことをすぐにパッと言葉にする練習にはなっている気はする。
内容の無い拙いブログですが、今年もよろしくお願いします。
「勉強を思いっきりサボってしまった」子は、どこかでそのツケを払うことになる。怖いことだけれどね。
気を付けないといけないのは中2からだよね。特に中高一貫の中2から高2くらいまでは、受験もないし非常に「間延び」してしまうこともある。そこで勉強から遠ざかていると、いざ受験となったときに何も武器を持っておらず、公立中・高組に抜かれてしまう。折角中高一貫校に行ったのにそのメリットが無くなる。
それでも大学受験の一般入試ならば試験一発勝負なのでまだ何か起こり得るけれど、高校受験はどうか。通知表も受験資料になるためその可能性がグッと減る。中2の時の成績が受験校選びに重くのしかかる。
「実力では届いていたけれど~」
なんて言っているのを聞いたことがあるけれど、通知表の成績も「実力」だ。割と早い段階でツケを支払うことになる。
そうそう「メモを取りましょう」の張り紙は、メモを取らない子がいるから作ったのもあるのだけれど、「メモを取る」小学生の為に作ったものでもある。
普段はノートやプリントに書き込んで教えることが多く、ホワイトボードはあまり使わない。ちょっとしたメモを書くときとかに使っていたくらいだった。
でも小学生の子が、それすらもきちんとノートにとってくれていて、
「ちょっとしたメモ代わりだけじゃもったいないな」
と思うようになった。きちんと体系立てた知識や解法、重要な情報はノートや生徒の持つプリントなどに書き込みをしている。しかしホワイトボードに書くことを含めると、もっと多くの情報を伝えているはずで、それを効率的に伝えられないかと思った。
だからメモを取ることをより促進していきたいなというわけだ。メモを取るクセがあると、必ず役立つはずだしね。ちょっとしたメモも、「わざわざ書く」ということはそれなりに意味があるからなのだ。
塾で使っているタブレット関係の道具の調子が悪い。
メインで使っているアイパッドが突然電源OFFになってしまう。これは寒さによるものと、バッテリーがそろそろヘタってきたのかなと感じる。
そして今日、アップルペンが1本使えなくなってしまった。何度やっても接続できない。
「ん?なんだこれ」
と思っていじっていたら、上部の端子が外れてしまった。幸い2本持っていたので冬期講習は滞りなくできたけれど、ついにきたかーという感じ。相当使い倒していたからね。冬期講習が終わるまでよく頑張った。お疲れ様。
アイパッドにはもう少し頑張ってもらって、その間に次の作戦を考えたい。
昔、新社会人になったときに会社の上司から
「メモを取れ」
「メモを取るな」
の両方を言われて混乱したことがある。どっちやねん、と。今考えると「メモを取るな」は、「メモを取れ」の上位互換なんだろうなと思う。取らずにその場で覚え・身に付けなさいよということなのだろう。
だから生徒には、「メモを取りなさい」のスタンスでいる。簡単なほうね。私がホワイトボードに説明を書きだしてもボケっとしている子の多いことったら。あまりに取らないので、「その場で身に付けられているのかな」と期待してみると、後になって同じことを聞いてくる。おいおい。
そんなわけで、ホワイトボードの横に「メモを取りましょう」の張り紙をした。塾にいる間は、常にせかせか動いていなくてはいけないよ。実際に動作の話じゃなくて、頭を常に働かせておくって意味ね。
この張り紙をしてから、メモ帳持参で授業に臨んでくれた子がいた。いいね。こういう子に指導するときは、ホワイトボードに書く量もマシマシに増える。サービスしちゃうよね。
今日は成人の日だ。新成人の方はおめでとうございます。
成人年齢は18歳からになったけれど、成人式自体は従来通り20歳の人が集まるみたいだ。18歳だと大学受験もあったりで大変なので、大学生になってからのほうがいいよね。
この前、国道4号線沿いを沖縄の成人式に出てくるような改造車(メタリックパープルで電飾ギラギラで、豊臣秀吉の兜みたいなウィングが付いてた)が走っていくのを見たのだけれど、その車が大音量で
「ランバダ」
を流していた。冬なのに。2024年なのに。
日本の若者のパワーはまだまだ侮れないなと感じた。新成人のみなさんにおきましては、社会でのご活躍をご期待申し上げます。
今年の中3冬期講習も全日程無事終了した。
実は今日、思いっきり寝坊していつもより1時間遅れて教室に入った。授業の進行に全く問題は無かったけれど久々に焦った。
と、こんなことで慌てていられることに感謝しなくてはならない。今こうしている間も、もっとずっと大変な思いをしている人もいるのだから。私は自分のやるべきことをやっていく、通ってきてくれている子たちの力に少しでもなれれば嬉しい。そういう気持ちで講習と向き合った。
とは言えまだ後半の内容に少し残している部分もあるので、新学期が始まってからも補習という形で続ける。ここまでのやれることは全部やった。でもまだまだやることはあるって感じかな。生徒たちは2週間後から私立高校入試がスタートする。体調に気をつけて受験を迎えてもらいたい。
明日が始業式なので、今日で冬期講習最終日だ。
1時間目は理科を行なった。仕事とエネルギーの分野を扱ったが、仕事の計算や滑車の問題はよくできていた。その代わり、力学的エネルギーの問題に間違いが見られたので解説をした。目に見えない事象なので理解するのは難しいと思うけれどがんばってほしい。その後細胞分裂と生殖・遺伝の問題に入った。こちらも用語はできている。遺伝の問題では表を描いて解く事を指導した。
2時間目は社会。公民の経済分野を扱った。まだ定着ができていないようだった。急いで身に付けていこう。ということで問題演習解説から講義へとシフトチェンジした。ここから先は塾でもやっていかなきゃいけないだろう。3時間目は英語を行なった。長文読解を行い、英作文、そして仮定法を含む接続詞の問題に入った。原形不定詞の問題で少し難しいものがあったので解説を行った。文の形は不定詞の他の構文と同じなのでそこに注目していこう。4時間目は数学を行った。三平方の定理の問題を扱った。最近やったばかりのところなので、演習中心に進めた。入試頻出の部分なのでしっかり解けるように練習していこう。
もくせい塾では今月、英検を受ける子が結構いる。そんなわけで英検の対策を授業で行ったりしている。
英検に受かるには、まず問題集をしっかり繰り返し解くことが大切だ。見ていると学校のテスト勉強と同じく反復できている子もいるようだ。いいね。
英検を受けるメリットはいくつかあると思うけれど、ひとつの目標にできるのがいいと思う。もちろん高校や大学受験の加点要素にまだできる。そういう実利的なものもあるけれど、この時期は定期テストがないのでなんとなくダラっとしてしまうのならば受検を検討してみるのもいいと思う。
また、英検は単語や熟語を問う問題も多く出題される。真面目に対策勉強をすると語彙力が付くのでこれも大きい。普段あまり熟語の暗記などをする機会はないので、この機会に語彙力を伸ばしておくと今後非常に役立つ。
英検を持っていても「英語の力とは無関係」なんて言われちゃったりすることもあるけれど、準備できちんと勉強すると、かなりの力になるんだなこれが。今の力で受かる級よりも少し背伸びして受けるのが検定を効果的に使うコツだね。
自習に来た生徒が、英語の予習範囲の小テストを申し込んできた。
授業で予定しているところはきちんと合格しているので再テストではなく、更に先の部分を勉強してきたからテストを受けたい、と。
もう、こういうのたまらないよね。この子をお神輿で担いで越谷市を1周したいよね。
「みなのもの~、平服せよ~」
って。本人絶対に嫌がるだろうけど。
立派な振る舞いだなと思って、「なんで先のところやろうと思ったの?」と聞いてみた。そうしたらその答えも秀逸だった。
「新学期が始まってからこの部分(分量が多い)をやるのが面倒だから」
おお。
面倒だから「やらない」や、面倒だから「手を抜く」ではない。面倒だから「早く終わらせる」だって。成績上位者の中に結構いる思考回路だ。できる子って、直しが「面倒だから」計算は速く正確にやるし、「面倒で」調べたくないから知識は覚えちゃうって場合があるんだよね。
素晴らしかったので、やっぱり神輿で1周しようか。本人絶対に嫌がるだろうけど。
今日も冬期講習からスタート。残すところあと2回だ。
1時間目は社会を行った。歴史の近代・現代分野の問題演習。年号まできちんと覚えている子もいてビックリ。いいね。この範囲は時系列的に出来事が重なっていたり詰まっていたりするので流れも大切だ。できるだけそこに留意しながら説明した。その後公民分野に入った。日本国憲法と人権の問題演習はよくできているね。なので、問題文から派生した知識も説明しておいた。
2時間目は英語。完了形の範囲を終わらせた。文法の形は大丈夫そう。入試で良く出てくる完了用法と経験用法の訳し分けの確認なども説明した。長文読解をしながら私立高校でよく出る発音問題の話や、単語の形容詞と副詞の語源の話もした。「なんでreallyは『l』が2つなのか」とか、学校じゃ教えてくれないもんね。3時間目は数学を行った。相似と円周角の問題に入った。角度や長さの計算問題の解説を中心に行なった。最近学習したばかりのところだから、できるだけ演習量を稼いで慣れていこう。4時間目は科目調整で、数学と英語を行なった。数学は残っていた円周角の問題と、英語は不定詞動名詞の問題演習。文法問題はできていたので長文読解で英語の構文などの確認もした。
Amazonの新春セールで加湿器を買った。
エアコンを回しているとどうしても空気が乾燥する。冬期講習が始まって初日で喉がやられて咳込んでしまったので緊急措置だ。この仕事をしているのに喉が弱いのは、本当になんとかならんものか。
以前は超音波式のものを使っていたのだけれど、掃除が大変なので今回は加熱式にしてみた。小さいサイズのものを買ったのだけれど、水を入れてスイッチオンしても全然湯気が出てこない。説明書には少しすると出てくるって書いてあるのに。
なんだか動作音は聞こえるので不良品ではないみたい。もしかして湯気がすぐに散ってしまうほど乾燥してんのか。
…あ、いいこと考えた。
湯気の吐き出し口に顔を近づけて見る。すると、メガネがみるみる曇ってゆく。なんだ、ちゃんと湯気出てんじゃない。
夜中にメガネを曇らせながらひとりで笑う。新しい家電ってちょっとテンションが上がるよね。
さきほどの投稿の続きというかなんというか。
とはいえ...
とはいえ、新年1発目は全員がそうやって「バリバリ全開!」というワケでもなさそうだった。年明け早々授業だった子の中には、
「ひ、久々に文字を書きましたぁ」
みたいな子もいた。
力が入らなくて、ペンを持つ手が震えてんの。
もうね、生まれたての小鹿。早く自由に野山を駆け回れるようになってほしいなと思う。
長期休み明けは、本当に生徒の様子がクッキリと分かれるね。それでも新学期や定期テスト、受験は全員に平等にやってくるのよ。
昨日はバタバタしてしまって書けなかったけれど、年明け初日から生徒たちが自習に来て頑張っていた。いいね!
普段からたくさん自習に来て勉強している子たちは、もしかしたら正月の「まったり感」に飽き飽きしていたのかも知れないね。結構みんな最後までバリバリやっていった。こういうのを見ていると「習慣化」の力はものすごいものがあるなぁ、と思う。これが備わっている子とそうでない子、1年後にどれだけの差が生まれてしまうんだろう。
正直言って、私も前日まで結構「まったり感」に浸ってしまっていたのだけれど、背筋がピンと伸びる思いになった。また頑張っていかねば。
今日も冬期講習から始まっている。
1時間目は英語。長文読解を行った。長文の中に出てくる熟語の解説を多めにした。読み方の練習で長文読解はだいぶできてきているけれど、もっとスピードを上げるには単語や熟語の知識が不可欠だ。知識を厚くする作業は入試まで、というよりもこれからもずっと続けていこう。その後完了形の文法に入ったが、訳し方や文の形が抜けている所が見受けられた。すぐ復習して埋め直してほしい。
2時間目は数学。図形の計算問題と証明問題。証明問題は4題扱った。仮定を示す所でひとつ工夫がいる問題が多く良い練習になったと思う。公立入試の証明問題のパターンだ。しっかり身に付けて書けるようにしておこう。3時間目は国語。古文の読解を1題行い、資料と話し合いに関する問題を1題行った。古文の読解は知識を増やすための解説を心掛けた。だいぶ慣れてきたと思うので、あとは現代文と同じように読めるよう練習していくだけだ。情報の問題はよくできていた。最後は理科。イオンの分野とエネルギーの分野に入った。化学電池の仕組みを一度詳しく解説し、暗記に頼らない解法を紹介した。ここは理屈だからね。
生徒に話した。
「『伸びる人』ってのは、問題を解いて正解する人じゃないよ。問題を解いてたくさん『持ち帰れる』人だよ」
生徒たちには、塾の本棚を利用することを促進している。本棚には辞書をはじめ、教科書や参考書など勉強で使える本がたくさんある。他にもルーペ・光の進み方実験キット・音叉などの理科器具や自作の地図記号カード・歴史年号カード・元素モデルキット・正多面体キット、地球儀・フーコーの振り子、ミニチュア蒸気機関などもある。サメの図鑑や猫の写真集は自分の趣味なのは否めないが。
そういったものをガンガン使い倒していってほしい。例えば社会の問題を解いていて、ちょっと引っかかる用語・あいまいな語が出てきたときに問題と直接関係なくても参考書や用語集を引いているだろうか。
問題を解くだけで終わってしまう人は、解説に書かれた情報しか入手できない。その問題に関することだけだろう。しかし自分で参考書を開ける人は、それ以上に知識を広げられる、「お土産」が増えるのだ。そういう勉強ができる人は、他の人の何倍もの速度で成長していく。
塾に自習に来てもずっと座りっぱなしだと、なんだかサッカーボールが部屋にあるのに、ウイイレをずっとやっている子みたいでちょっと寂しいなと思う。勉強って、もっと自由にやっていけるはずだよ。
被災された方にはお見舞い申し上げます。
元日は福島県の山中にいた。せっかくの休みだからと外出した帰りだった。大晦日の夕方になり、気温が下がってきて車の窓が曇って来た。少し疲れもあったので、休めるところで1泊してから帰ろうと思った。
明日はもうちょっと足を伸ばして、日本海側を走りながら関東に戻ろう。ここからなら休み明けまでに下道で新潟市に一旦出て、金沢まで行けるかななんてお気楽に考えていた。
翌日朝、外に出ると辺りは雪で真っ白だった。数日前に冬用タイヤに交換としたとは言え、雪の山道を走るのは危険だ。仕方ない、諦めてまっすぐ帰ろう。緊急地震速報が出たのはそう思って走っている最中だった。カーナビの画面が突然切り替わり、アナウンサーの避難を呼びかける音声が流れた。
後に家屋が倒れ、道路がひび割れている映像などをたくさん見た。今も自宅に戻れずに不安な夜を過ごされている方も多くいらっしゃるだろう。あの時と同じ、当たり前だと思っていたことが当たり前じゃなかったことにまた気付かされる。
辛い思いをしている人のことを想像し、今の自分の持っている当たり前に感謝しながらそれを続けていくしかない。
新年第1回目の授業、冬期講習5日目。今年もよろしくお願いします。
1時間目は数学から。関数の応用問題を解いたがよくできていた。その後図形の問題演習に入ったが、角度の計算問題のほうがちょっと苦手かな。良く出る図形やパターンがあるので、問題演習をして慣れていってほしい。
2時間目は国語。古典を行った。古文の読解練習と漢文・漢詩も行った。少し私立高校入試対策で古文や漢文の知識問題についても触れることができた。枕詞など、でてきたものはきちんと押さえておこう。3時間目は理科を進めた。地層と堆積岩の問題演習、気象の問題演習を進み、最後は3年生の化学分野まで入ることができた。気象の問題はほぼパーフェクトだった。4時間目は社会の歴史。中世・近世と来て近代に入った。問題は解けているので、そこから派生する知識まで身に付けていこう。