休業のお知らせ

もくせい塾は本日からゴールデンウィークのお休みをいただきます。

 

ゴールデンウィーク休業

4月29日(木)~5月5日(水)

 

今年はコロナ禍で遠出はできませんが、しっかり英気を養い、休み明けよりまた全力で頑張ります。

踏み出せ荒野

高校の課題考査の結果が出てきました。T君が早速、30番以内に食い込んでくれました。春高でこれはすごいですね!「この順位をキープしていこう」と言ったら、「はい」と力強い返事が。頼もしいです(^^)/ 

 

トップ校の更に上位層は猛者ぞろいです。塾生たちがその中でもまれて更に強くなっていくのが楽しみで仕方がありません。特に男子校だと特化型の理系オバケがたくさん徘徊していたりします。今回成績表を見ても、国語英語に対して数学は得点上位者がひしめき合っているようでした。春高は普通科のみの学校ですが、専門学科のあるなしに関わらず数学や英語、国語など自分の武器を磨いていって欲しいものです。

中学入試古文の費用対効果

中3の国語では、古文の指導が始まりました。みんな四苦八苦しています(^_^;)

 

公立高校入試の古文では、3点問題が4問の12点分出題されてきました。現代仮名遣いなどのごくごく基本的なものですが、いざ受験となるとなかなか満点が取れません。古文は問題を解くための技術と知識が必要ですが、中学校ではほとんど教わらないのが理由です。

 

高校で習う古文と中学生が受ける古文の違いはいくつかあります。例えば、高校の古文では主語の省略が多くなることや、古文単語や古文常識がかなり必要になることなどです。ですが、文法や読み方のレベル差はほとんど違いがないので、高校で習うことを少し先に学んでおけばずいぶん読みやすくなります。そして、高校に入ってからも使える技術なので高校の勉強でずいぶん助けになります。

 

高校入試においてはたかが12点分ですが、現代文の点数が安定しない生徒にとっては貴重な「計算できる」得点源になります。それを、定期テストや現代文の勉強の合間をぬって勉強し、今から半年かけて身に付けてもらう計画です。内容は現代文よりもずっと平易なものが多いので、半年ほど真面目に勉強すれば十分得点できるコスパの良い分野です。入試で満点が取れるように勉強していきましょう。

ひとりひとりやっていることが違う

中学3年生の英語の授業は、分詞の形容詞的用法から後置修飾、関係代名詞の説明に入っている生徒も出てきました。例年に比べてかなり早いペースで進んでいます。一昨年くらいから予習型の授業形式に移行して、コツコツと進めているのが進度に表れてます。

 

文法は品詞の説明まで割と深くできています。3年生の夏以降入試対策に十分時間を取れるペースなので、英語が武器になる生徒をガンガン育てていきたいと思います!

 

とはいえ、文の修飾を勉強してからの英語は1文が長くなり難しくなっていきます。文の構造を理解していなければ文法問題も読解も間違えてしまうことが増えてくるので、念入りに勉強する必要があります。生徒の理解度を見て、2週同じ場所を説明することもありますし、途中から入塾してきた子などは早目に1周して、中1の初めからもう1周仕込み直す計画の子もいます。中には英語の文の基礎がゴッソリ抜けている子もいて、そういう子は学校で進んでいるカリキュラムをはずれたことから始めたりしている子もいます。一人一人やっていることが本当に違いますが、最終的には全員できるようにしていきたいと思っています。

第1回北辰テスト

昨日は中3第1回北辰テストでした。塾生のできはどうだったでしょうか。

 

模試を受けた時に必ず行ってほしいのはテスト直しです。

 

北辰テストの場合は定期テストのように全部解き直すというよりも、現在の自分の点数から20点分を上乗せするつもりで解き直しをするのがいいと思います。自己採点をして、できなかった問題の中で解説を見て解けそうなものをいくつか選んで解き直す。一通り理解出来たら、もう一度時間を計ってやり直し、実際にできているかを確かめる。北辰テストに対して、最低限これくらいやっておけば受験生として成績も伸びていきます。

 

去年の成績トップの生徒は、「直しノート」を作っていました。「北辰の解き直しはどうしたらいいですか。」と質問を受けたので助言したのですが、できなかった問題を切ってノートに貼り付け、解説を写し、自分の考えや、なぜ間違えたのかを書き込み、その上自分で調べた知識も書き込んでいました。そのノートを見せてもらったときに、「このノート売れるよ!」と思わず言ってしまいました。商品になるような、ものすごい情報量のノートを作っていて、これだけのことができるのが成績上位者なんだなぁと関心しました。(直しの仕方を質問できることがすでにすごいのですが。)

4月の終わりから6月まで

4月ももう終わりで、来週からゴールデンウィークです。

 

中学の年間予定表を見て見ると、ゴールデンウィークが明けると5月末に体育祭、6月には学総があります。なかなか勉強に集中しにくい時期が続きますが、学窓が終わると1週間も経たずに1学期の期末テストです。受験生はここで3年生の成績の半分が決まってしまいます。恐ろしいですね。行事の隙間をぬって学校の授業は進んでいきますが、ペースをつかむのが難しい時期です。去年は休校やらで行事のほとんどがつぶれてしまいました。ですからせっかくできる行事ならば、精いっぱい参加して欲しいと思いますが勉強も大切です。できるときにワークなどを進めておいて、テスト前に慌てることのないように。

 

 明日は第1回北辰テストです。生徒たちの頑張りに期待しています。

はやくはやく

「はやさ」って大切だなと思っています。はやいだけで、つよい。

 

私も、思いついたことをできるだけすぐに実行しようとしてはいますが、本当に速い人たちには全く追いつけません。世の中すごい人がたくさんいるんだなぁ。でも、すぐに実行することで失敗を早く修正できる利点を学びました。間違えるのは当たり前で、それを修正することでよりよいことができるんじゃないか、そう考えて亀なりの歩みを急いでいます。

 

そんなわけで勉強についても、取り掛かるまでの「早さ」も、作業を進める「速さ」も、どちらの速さもはやければはやいほど有利だと思います。なぜなら、はやいとその分、量を多くこなせ「修正する時間を残せる」からです。

 

受験に対して3年生の4月から頑張ろうとする人と、1年生の頃から漠然とでも志望校があってそこを意識して勉強しているのとでは結果は全く異なると思います。受験学年になってから受験勉強をすると、時間がないことに気付きます。(毎年受験生から、「もっと早くからやっておけばよかった」という声が聞こえてきます。)あれこれ試行錯誤したり、もっと丁寧にやり直したりしたいと思っても、どこまで潜れるのか。受験生になると、時間の無い中でその判断を迫られます。まるで底に綺麗な貝があるのに、そこに手が届くまでは時間の都合で潜れないようなものです。もう少し時間があれば!と、私も受験生の時に経験しました。

 

ですから、はやければはやいほど有利なのは勉強においても同じです。作業スピードを速くするのは現段階での能力差もありますし、すぐには難しいと思います。ですが取り掛かる時期を早くするのは、誰でも決断すればできることです。今日から始めた子と明日から始める子にだって、差がついています。このレースのスターターは自分です。そう、気づいちゃった人からもう走り出しています。

 

 

第1回北辰テストに向けて。受験のスタートが切られます。

今週末は、中学3年生の第1回北辰テストです。

 

北辰テストに向けた勉強についてですが、近々で対策をする場合は出題傾向を見て学習しなくては効果は薄いと思います。北辰テストは公立入試を模した作りになっているので、毎回出題のされ方は似ています。国語ならば大問ごとに小説文・語彙文法・説明文・古文・作文、社会ならば世界地理・日本地理・歴史前半・歴史後半・地歴融合問題とあらかじめ分かっている(社会の公民は第5回から出題されます。)ので、その中のどれを強化するのか絞って勉強していくような方法が良いと思います。ただ漠然と全体をおさらいしようとするのではなく、1つの分野に絞り集中して勉強すればその範囲の出題されたものはある程度答えられるようになると思います。その勉強を、分野ごとにひとつずつ修めていくことが受験勉強になっていきます。敵を知るではないですが、まずは過去問を見てどのような問題なのかを確認し、その問題で点を取るにはどうしたら良いか、足りない部分を補っていく。そういった、明確な目標があると力は付きやすいです。

 

ただ、やはりモノを言うのは日ごろからの勉強量です。直前で慌ててジタバタするのではなく日ごろからコツコツとやっておきましょう。そして直前になったら、かこもんを使って時間配分の確認などができれば成績も伸びます。

乗法公式!

中学3年生は、そろそろ乗法公式の学習に差し掛かってきました。ですから授業でも確認テストを行っていますが、まだ計算がたどたどしい子が多く、合格者も少ないです。

 

乗法公式は、中学数学で初めて出会う、「公式を意識し」た計算問題だと思います。今後学習範囲でもここの計算方法は必要になってくるので、きちんと公式を身に付けて公式通りに計算できるようにしておく必要があります。ですから、確認テストを受けるときはたとえ答えが合っていても、きちんと公式を使って解いていない場合はバツにしています。スラスラと考えずに手が動いてできるようになるには200問くらいの演習量が必要だと思います。

 

中学を卒業して高校数学を学ぶようになると、この「公式に当てはめ」て問題を解くという作業が一気に増えます。もちろん公式の成り立ちなどの理解は必須です。それが無いとあっという間に数学の苦手な生徒になってしまいます。ですが、だからと言って数列のΣの計算や2次曲線など、いちいち導いて解くのは現実的ではありません。どこかで公式に当てはめて解くようになるタイミングがあります。この公式に当てはめて解くという割り切りができないと膨大な高校数学は乗り越えていけません。

 

中学3年生の乗法公式は、その最初の体験だと思っています。たかが分配法則を利用して計算できるものの公式化ですが、初めての体験だと文字式の羅列を覚える辛い作業に感じるかも知れません。でもそれを身に付けないでいるとこの後の因数分解や平方根の計算、2次方程式の演習に重大な欠陥が出てきてしまうので、ここは2週間くらい時間をかけてでもしっかりと使いこなせるようになって欲しいと思います。できれば、「なぜその公式になるのか」も自分の手を動かして理解して欲しいところ。そうすれば定着の助けにもなると思います。

やる気は伝わる

毎日、生徒が自習しているのを見る度に私も燃えてきます。

 

1年生の頃から通ってくれている生徒たちはもちろんのことですが、途中の学年から来てくれた子で、入塾するなりすぐに自習に来て頑張り始めた子を見たりするとその熱にあてられるのか、「なんとかしなきゃ」という思いがふつふつと湧き上がってきます。

 

生徒の今の成績や学力は関係ありません。成績の良い子は上位層の熾烈な争いの中で競い合っていますし、そうでない子も自分の力を伸ばすために努力しています。それぞれの戦いの中で、少しでも自分を高めようと努力している姿が美しく、見ているこちらの気持ちにも火をつけます。

三竦み

なんだかとりとめのないことを書くことになりそうです。

 

「どこまでが暗記か」ということを考えていました。詰め込みはダメとか、思考力が大切とか言われます。ですが、自分の頭の中を探ってみると、みーんな「覚えた」ことのような気がしてきます。

 

私の場合、例えば計算などは九九を覚え、2桁の計算の仕方を覚えた上で「23×11=243」なんてやっています。毎回その場で計算をしますが、そこで使っているのは暗記した知識です。結局知らないことには何も考えられないということになりそうです。これって暗記なくしてはできないことです。もちろん、だたの丸暗記がダメだと言われているのだとは分かっています。ですがこれからはクリエイティブ思考型の時代だみたいな風に言われた途端に、暗記作業が悪のようになってしまった気がします。

 

ただ、暗記するときに理解が伴っていると身に付きやすくなるので、暗記作業には理解する必要があるとも思っています。数学でいうと、公式などは一度自分で導いてみると覚えやすくなります。社会の用語ですら、その流れや背景をつかんでいるのといないのとでは暗記の効率は全く異なります。「ああなるほど」と腑に落ちた場合は、暗記作業すら必要ない時もあります。

 

そう考えると、思考力を伸ばすのに必要なのは暗記した知識であって、暗記に必要なのは理解である、理解するためにはしっかりと思考する必要があると、なんだか堂々巡りな話になります。ですから、「これからは暗記力も思考力もどちらも必要だ、だからまずは最低限暗記をしっかり行っていこう」と、よくわからない結論めいたことを書いてお茶を濁しておきます。

結局のところ

塾生の数学の学力を上げるにはどうしたらいいかと考えてきました。

 

数学は、テスト2週間前から勉強を始めても点数に反映されにくい科目だと思っています。もちろんテスト範囲の内容の解き方を身に付ける為に準備することは必要なのですが、計算の力や思考力といった、数学の力の根底の部分は2週間程度では伸びません。もしそのくらいである程度の点数が取れるのならばそれは元々持っていた力ですし、それ以上を望むのならばやはり、日常的に勉強をしていなくては力は付きません。

 

伸びるのに一番時間のかかる科目は数学だと思います。それは、学習内容の習得だけでなく、計算力や論理的思考力など、学習内容周辺の力もテストの点に大きく反映されるからです。ですが、それが分かっていて日常から数学の勉強を多くしている生徒はなかなかいません。(そもそもそれが分かっていたら成績はトップのはずですからね。)だったら、日常的に数学の勉強をさせる仕組みを作れないかと考えています。

 

そうして今試しているのが「授業で毎回テストを行う」という、古からある典型的な方法でした(^_^;) たどり着いた先が、古典的な方法だったなんて、まるでお釈迦様の手のひらにいる孫悟空です。温故知新ということで、私もまだまだ勉強中です。

制空権を手に入れろ

高校生の勉強は、いかに暗記作業の時間を減らしていくかがポイントだと思っています。もちろん暗記をしないのではなく、覚えるべきことを素早く身に付けていくという意味です。

 

高校生になってすぐに感じるのは、「中学生の時とは勉強が違う」ということではないでしょうか。高校では、勉強の進度も難易度もずっと高くなります。ですから中学生の頃のまま、定期テスト前にチョロチョロやればいいかなんて思っていると、初めの2ヵ月くらいで決定的な差が付いてしまいます。何もしないまま1学期の中間テスト前になったら、いざ勉強しようとしても何から手を付けたらいいのかすら分からないと思います。

 

よってそうならないためにも毎日勉強することが必須なのですが、いざやってみると暗記に時間がかかることが分かると思います。英単語、古文単語、社会の用語だけでなく数学理科の定理公式なども暗記が必要になります。それらの膨大な知識を学校の進度に合わせて身に付けていくには、暗記作業の時間短縮が求められます。

 

そこでまずはスキマ時間を利用することがカギになります。電車通学の場合は、通学路の駅から駅までの時間がどのくらいかをつかみ、その時間内でやることを決めるといいと思います。例えば、ターゲット英単語帳を使っているのなら、見開き1ページに大体8個くらいの単語が載っていると思いますが、1個につき2秒を1回の暗記時間と考えて16秒。隣の駅まで5分ならば300秒。見開き18ページ分進められると考えて6ページ×3周なんてことにすれば、およそ50個の単語を3周できます。自分が降りる駅までにここまでやるぞと決めれば、締め切り効果も期待できます。どこまでやるのか、目標を定めることがポイントです。

 

机に向かってイスに座ってする勉強を地上戦とするならば、電車の中などの机の無い場所でする勉強はさながら空中戦です。膨大な暗記を要する勉強はこの空中戦をいかに制するかにかかってくると思います。

ノートの取り方

生徒の数学の解説動画を見て作ったノートが美し過ぎます。

 

ポイントをノートに写させるよう指導しているのですが、私の書いたものよりずっとキレイに書いてくれている子も多くて、チェックするたびに「キレイだね~!」と感嘆の声が出てしまします。保護者の方は、お家でも見てあげて下さいね。

 

ノートをキレイに取り過ぎる生徒はそちらに意識が偏ってしまって成績が伸びないと以前は言われていました。でも動画を写し取るので、途中で止めたり、巻き戻して見たりすることもできるのでその心配は無さそうです。現にノートがきれいな子ほど確認テストの点数も良い傾向にあります。丁寧に勉強ができています(^^)/

 

学校では今もライブの授業が主流ですので、その時はサッと要点をメモできるようなスキルを身に付けていく必要があります。でも見て写す「写経」のような勉強の場合、どれだけ丁寧に間違えずに写し取ったかによって効果も変わると思います。丁寧に写す間に、理解度が高まっていくような、そんなノート指導をしていきたいと思いました。

集中できる環境で

新学期になり部活動も始まっているようですね。毎年のことですが、塾を開けても春休みのようにすぐに生徒が来ることがなくなりました。この時間は自分の事務作業や授業準備に充てることにしています。

 

私は元々新卒でメーカーに入社し、設計士をしていたので、コツコツと一人でやる作業は元々好きだったのだと思います。ですが会社員の頃はひっきりなしにかかってくる電話の対応やトラブルの対策、他部署からの呼び出しなど、業務中一つの作業に集中することがほとんどできませんでした。自分の力の無さが原因なのですが、業務終了時間になってから、ようやく自分のパソコンに触れるといった感じでした。この業界に入ってからは授業時間になったら授業に行く、それ以外の時間は他の作業をする、とやることがはっきりと分かれていて取り組みやすいです。できているかどうかは別として、作業の効率も上がったと思います。

 

目の前のことに集中できる環境は、効率を高めます。生徒が自習に来ることを前提の塾にした理由の一つがここにあります。

 

私は、家ではまず勉強に集中できないと思っています。テレビがついている、携帯がいつでも手に取れる、顔を上げると漫画やゲームがある…。これだけでなく、「家族の話し声が聞こえる」ことも集中力を欠く要素です。(家族の団らんは素晴らしいことだし必要なことだと思います)

 

こうした一切の余計な要素を排した環境を家庭内で作ることは不可能である、よって塾生は自習室に来て勉強すべきとなりました。同じ時間勉強するのならば、絶対に家よりも自習室のほうが効率は上がります。だからそれを上手に活用していければ、勉強以外の時間も作れるようになり遊びや部活動にも時間を割けるし、家庭内は憩いの場・団らんの場にできる。そうなっていくのが自習室運営の理想です。

勉強に信号停止は無い

数学の確認テストを一度に2つ分受けて同時に合格した子がいました。すごいですね~、2つを同時に受けるにはその準備が大変だったと思います。頑張りました(^^)/

 

確認テストは1学年につき全部で24回分(予定)です。平均すると1ヵ月に2回分なので、1か月程度の学習を1週間でやり切ってしまったということですね。そう考えると結構な量です。

 

こうして複数合格をしていくと、学校の授業の先取りになっていきます。先取りして時間に余裕ができたら、以前の内容に戻って苦手範囲を時間をかけて勉強し直したり、テストまでにその範囲を2周3周重ね塗りをしたりもできます。近い将来もしかしたら中学3年間の学習内容を1年くらいで終えられる子も出て来るかも知れません。そうしたら中学生のうちに高校数学を少しかじってみても面白いでしょう。埼玉県立高校入試の学校選択問題や、上位の私立高校入試の問題には、高校数学を知っていれば簡単に解ける問題もかなりあります。そちらの対策にもつながります。

 

自分で自分の勉強のペースを上げていくという狙いが実現しそうでニンマリしています。勉強は速度違反も信号停止もありません。行けるときにどんどん先に進んでいきましょう。

第1回北辰テストまで

中学3年生の第1回北辰テストまで残り2週間程になりました。

 

中学3年生の生徒たちには、北辰のかこもんを解くように、塾内に張り紙をしています。どのように解くのか、解いた後はどうするのか、そういった勉強の仕方も踏まえて掲示がされています。

 

中学3年生はまだ受験に向けて、どのように勉強していくのか分からないこともあると思います。ですから、まずは北辰テストと学校の定期テストに向けて進んでいくのがいいと思います。テストは出題範囲があるので、その内容に絞って勉強ができますし、「テストで点を取る」ということを目標とすれば、何をやればいいのかおのずと分かるはずです。

 

「勉強のやり方が分からない」は一見すると成績が上がらない理由として正当なものに聞こえます。ですが「勉強のやり方が分からない」から「勉強しない」となってくると話は別です。厳しく聞こえるかも知れませんが、それはやりたくないから勉強しないための理由を後付けでひねり出そうとしているだけです。そんなものは通用しません。

 

勉強のやり方は勉強をしてみるまで分かるものではありませんし、そもそも色々なやり方があるわけでもないと思います。とどのつまり、読んで書いて覚えて問題を解くだけです。スマホやゲームなど「使い方が分からないから使わない」とはならないのが全てを物語っています。受験勉強をスタートして初めの1~2ヵ月くらいは試行錯誤する時間です。自分のやり方が見つかるまでそのくらい時間がかかります。あとはやるかやらないかだけ。成績が上がらない原因を自分の外に求めていては、いつまで経っても本物の受験生にはなれません。就職を志望する以外、受験は誰にでも必ずやってきます。だったらできるだけ早く腹をくくってしまったほうが絶対に有利です。

 

毎年、腹をくくった生徒の目の色が変わり、行動が変わっていくのを見ています。その瞬間を見れるのは塾講師冥利につきます。本当にゾクゾクします。今年は何人がそうなってくれるか、今から楽しみです。

 

英語の負担が大きくなる。

今年の中学1年生は本当に大変です。

 

教科書改訂で英語の指導順序が変わりました。それにより、越谷市が採択している三省堂の教科書ではLesson1(1)でbe動詞(am.are)と一般動詞の肯定文を同時に学ぶことになります。そして(2)でそれらの疑問文、(3)で否定文、Lesson2(1)・(2)ではcanの文がやってきます。その後Lesson3でbe動詞isの文、Lesson4で一般動詞の3人称単数現在形が出てきます。

 

去年までの教科書ではLesson1・2を使ってbe動詞(am,is,are)、Lesson3・4で一般動詞の学習でした。その後Lesson6で一般動詞の3人称単数現在形、そしてようやくLesson7でcanの文が出てきます。

 

こうして見ると、全体的に前倒しで指導が進むことが予想されます。また、Lesson2まではいろいろな文を学ぶという感じになりそうですが、去年までの教科書はいわゆる文法を前から順にという感じでした。今年の教科書は工夫がされている分、中学1年生の1学期のうちにどこまで文法の理解を深められるか、これがその後の英語の力に大きく関わってきそうですね。私は中学英語学習の初めの段階で文法をしっかり固められるように指導をしてしまった方が良さそうだなと思っています。

 

そして単語の量がとても多くなるので、その確認もしっかりしていかねばなりません。そう考えると、私が中学生のころに受けていた指導の経験が役立つような気がしてきます。ゆとり教育(なんだか懐かしい響です)の揺り戻しがやっと来たのかも知れません。以前のような詰め込み教育はダメで、創造性を養うことを求めらるけれどゆとりはほとんど持てないと、今の学校の先生って本当に大変だなと思います。そしてその指導を受ける中学1年生でこの波を乗り越えられる子はどのくらいいるでしょうか。注意して見ていきたいと思います。

まだかなまだかな~

教科書の購入予約をしてきました。

 

私が教科書を購入できるのは4月16日以降となります。少し遅れてしまうのですが、まずは生徒全員に行き渡ってから一般への販売が始まるとのことで仕方の無いことですね。早く見たくてワクワクしています。なんだか「学研の科学と学習」を取っていた頃の気持ちに近いかも知れません。

 

「学研の科学と学習」なんて、若い人には分からないよな~なんて思って検索したら、こんなサイトがありました。科学と学習、2010年まで続いていたのですね。ずいぶん最近までと思いました。が、それでも10年前ですか、時が経つのが早いです(遠い目)。2009年の付録を見てみるとありますねー「ネオジム磁石」や「おばけエビ飼育セット」。私が定期購入していた頃もありました。最後の方になると金属探知機など、私の子供の頃には無かった付録もあって、技術の進歩が見られます。思わず夢中になって見てしまいました(^_^;) 当時、近所の方が代行販売のようなことをしていたのですが、月に1回まだかまだかと待っていたのを思いま出しました。私の科学への興味を育ててくれた教材です。

 

話を戻して教科書についてですが、手元に届いたら中身を確認していきたいと思います。

文学系男子成長中!

新高校1年生の古文の力がメキメキ伸びています(^^)/

 

もくせい塾では、中学3年生の夏期講習で古文の読み方をある程度詳しく指導します。高校受験で12点分出題されている古文で得点を伸ばして欲しいのと、「古文『No勉』状態のままで高校に入ると苦労する」からです。

 

中学校では古文を各学年に1~2つずつ取り扱います。1年生では竹取物語、2年生では平家物語、3年生で奥の細道あたりをやっています。ですが、学校でこの指導を受けただけで高校に入ってしまうと、まずそもそも古文をどのように勉強していけばいいか分かりません。中学校では時間があまりないので文法などは軽くしか触れません。ですから、語学としてではなく教科書の解釈ができる程度のことだけで終わってしまうので勉強の仕方が分からず、受験は「なんとなく読み」で乗り越え、そのまま高校の授業に入ってしまいます。

 

高校に入ると用言・助動詞の活用は学習の初めに全て覚えることになりますし、単語や古文常識も覚えたりと、「語学」の学習の仕方が求められます。なんとなく読みの生徒はそこでギャップが生まれてしまい、「古文よく分からんしつまらん。」な感じになってしまいます。

 

そこで、中学生のうちから少し文法に触れ、そこにルールがあることを学んでもらいます。そうするだけでも、勉強に方向性が持てて高校の授業にも対応できると思います。また、古文が読めるようになると古典の話は分かりやすいものが多く、「面白い」と感じる子も出てきます。

 

今年も古典の面白さに目覚めたなと思わせる生徒が出てきました。スキルさえ身に付いてしまえば古典は娯楽としても楽しめると思います。どんどん世界を広げていってもらいたいと思います。

数学の確認テストで満点が出た。

数学の授業で確認テストを導入してから2週間が経ちましたが、昨日初めて満点が出ました(^^)/

 

数学は伸びるのに時間がかかります。どの科目も学力を伸ばすのは楽ではありませんが、特に数学は理解できているのと満点が取れるのとでは差があります。理解できてから問題が解けるようになるまである程度の練習が必要になりますし、更に1問も間違えないようになるには演習中の集中力なども要求されます。

 

授業で課している確認テスト自体はとても簡単です。ワークと同等の確認問題レベルの問題なので、支持されたページを理解して解いておけば問題無く合格点は出せます。ですが2週間で満点が1人ということは、間違えないようにするのはそれだけ大変だということなのでしょうね。ですから私も嬉しくなってしまいました。

 

毎週授業で確認テストを行い、そこで満点を取り続けようとしたら相当な努力が必要だと思います。いずれそういう生徒が出てきてくれることを期待しています!

左手は添えるだけ。(でもとても大切)

勉強は姿勢が大切だと思っています。精神的な向き合い方という意味でもそうですが、物理的な姿勢も成績に影響します。

 

以前、授業中にポケットに手を入れたまま話を聞いている生徒がいました。指摘して直ってからは、どんどん成績が上がっていきました。それだけが原因ではないかも知れませんが、成績と姿勢は関係があると思った出来事でした。

 

生徒を見ていると結構いますね、タコみたいな子(顔の話ではないですよ)。姿勢が悪く背中が丸まっていたり、顔が机にくっつくくらい近づけて字を書いていたりと、なんだか「グニャグニャして」います。君たちの背骨はどうなっているのかい(^_^;)

 

中でも特に気を付けたいのが、文字を書く時に利き手しか使わない子です。右利きの場合、左手がダラリと机の下に垂れ下がったままで文字を書いている。そういう子は総じて字が雑になります。雑な字は見間違いを起こしやすく、直接成績にも関わります。本来なら利き手と反対の手も、紙やノートを押さえたりするのに使うわけですが、それができていない子は成績も上がりにくかったりします。学力向上が訓練によりなせるのならば、全身を上手に使える子が得意なはずです。利き手しか使わない子は体の半分しか使っていないわけですから、成績が上がりにくいのも当然です。勉強の内容も大切ですが、まずは脊椎動物としてですね、イスに正しく座れるようになるべきだと思います。

 

ですからそういう生徒には、「今日左手持ってきてる?」と聞きます。忘れて来ちゃったわけじゃないよねと。そうやって何度も指摘して、だんだんと直っていけば、成績も良い方向へと向かいます。正しいフォームで速く走れるようになるのと同じで、正しいフォームで勉強するほうが学力が伸びると思うのです。

保護者面談

4月になりました。新年度が始まります。

 

もくせい塾のほうでは保護者面談が進んでいます。保護者の方と貴重な話をさせていただいております。

 

面談の時に、いつもたくさんの差し入れをいただいております。お気遣い本当にありがとうございます。特にたくさんいただくお菓子類は勉強に来た生徒たちに還元していきます。生徒のみなさんは、入り口前に置いておくので遠慮せずどんどんもらって帰って下さいね。