中学生になって受けた定期テストの結果を見て、急に「全然勉強できてないじゃないの!」となるお母さま、結構多いです(^_^;)
そういう方は、そこから急に「遊んでないで勉強しなさい!」と、「『急性』教育ママ症候群」になったりします。でも、そうなっても子供本人は困惑するばかりです。小学校の時は勉強のことを何も言われなかったし、今までスマホもルール無しで使えてたのに、中学に入ってからは急に勉強のことで「スマホばっかりいじってないで!」なんて怒られてしまうのですからね。
そして「次のテストで〇点取れなければ塾の春期講習を申し込むからね!」なんて、勉強しない罰として『勉強』を与えたりします。子供は勉強という罰を与えられない為に、勉強という「罰」をこなさなくてはいけなくなります。こうなってくると勉強嫌いコースへ一直線です。
では、お母さまから見て予想外だった、「自ら勉強して満足のいく成績を中学生になって取れる」というコースを外れてしまった場合はどうすればいいのでしょうか。
まずは「どうなりたい?」と将来の話を含め対話を始めてみることがいいと思います。言葉を重ねて、その上で「塾へ行きたい」と本人が言うのなら、その塾選びは意義あるものになると思います。それでも「勉強は嫌。塾なんて絶対に嫌。」と本人が言うのであれば、それはすでに勉強嫌いコースに乗っかってしまっているので、お母さまが描いている「勉強もできる、運動もできる子」という期待の図を一度胸の内にしまって、フラットな気持ちでもう一度お話されることを願います。今はまだその時では無いというだけですから。
本日は埼玉県立高校入試と、富士中1・2年生の期末テスト1日目でした。
受験が終わってAちゃんが自習に来たので(すごいですね!)、少し入試問題を見させてもらいましたが、理科が少し難しそうでした。詳しく解いてみないと分かりませんが、あとは英語のリスニング問題が全て英語で書かれていたこと以外は例年通りですかね。
1・2年生の期末テスト組は今日も教室を開けるとすぐに入ってくる生徒ばかりでした。みんな頑張っています。少しでもよい成績が取れることを願っています。明日でテストは終わり、受ける人はすぐに北辰テストがあります。気を抜かずに頑張っていきましょう。
テストが終わってすぐに自習に来る生徒を見ていると、すごいなという感心と、労り・ねぎらいの気持ちが同時に沸き起こります。よくやったね、頑張ったね。テストの結果で判断されてしまいがちな彼らの、その過程を見ている者の気持ちです。
いよいよ明日は、埼玉県立高校入試です。本日受験生はお休みとする塾も多いですが、もくせい塾の受験生たちは今日もやって来て勉強しています。でも、今日は少し早く帰るよう伝えました。生徒の体調面もありますが、受験前夜に家族で過ごす時間も少しだけとって欲しいと思います。受験勉強を頑張ってきた子供の顔を、受験前夜に一番応援している保護者のみなさんにも見てもらいたいですからね。
平常心、普段通りを心がけようとはしますが、どうもざわつきが収まりません。何度経験してもこの感覚は慣れませんね(^_^;) しかし、受験生たちの過ごしてきた日々は本物です。やれるだけやったと言えます。あとは明日、それを発揮してくれれば、と願います。
埼玉県立高校入試および富士中1・2年期末テストまで残り3日です。高校生の期末テストはもう始まっています。いよいよ最終局面です。
昨日は、自習スペース及び個別ブースが埋まり、教室の座席も開放しました。みんな頑張ってました(^^)/
ですが、教室を開放してから2時間40分程して自習している生徒のほうから物音が大きくなってきました。集中力が切れてしまったんですね。集中力が切れた生徒はすぐに分かります。ペンを筆箱から出すときのガラガラという音や、イスの軋む音、テキストをまくったり、背表紙を机にぶつける音が頻繁になりだします。見ていると、じっとしていられないのか上半身を前後に揺らしている生徒もいました。
そこで私は、教室の窓という窓を全開に開けました。空気を入れ替え、「集中しなさい」というメッセージです。それでその後だいぶ収まりましたが、それでも復活できない生徒(中1・2年生に数人)もいました。勉強体力はまだまだですね(^_^;)
中3受験生と高校生たちはさすがです。自分のやることがはっきりしている生徒は強いですね。後輩たちも先輩を見て、自分の振る舞いを見直せるといいなと思います。
埼玉県立高校入試と、各学校の期末テストまで、いよいよ大詰めです。今日も教室を開けています。受験生たちは予想模試を、期末テストの勉強に来た他学年の生徒たちは各々の勉強を始めています。凛としたいい空気です。座席はまだまだ用意できるので、部活動が終わった生徒はこの後でも来て下さいね。
学校で教わるか教わらないかが分かれる公式というものがあります。高校数学ならばヘロンの公式や3倍角の公式、中学数学ならばおうぎ形の中心角を求める公式などです。教科書を見てみると、発展の内容になっていたり巻末のコラムのようなところにあったりするやつです。
私はこれらの公式を「公式」として教えるかどうかいつも悩みます。公式として見せてしまうと、それを「丸暗記」する必要が出てきてしまいます。そして丸暗記に頼ってしまうと、思考の柔軟性が失われてしまうような気もします。
ですから、その公式をそのまま教えるのではなく、導き方を教えるように努めます。自分で導けるようにしておくことが、柔軟性を育て、公式を丸暗記するような負担を減らすと思っています。それで浮いた脳みその容量や時間を、他の科目の暗記に割り当てていければもっと効果的な学習ができると思います。
本日は入試・定期テスト前につき、教室を早くから開けています。今は満席ですが、夕方以降また空いてくるかも知れませんので、これから勉強するという人も諦めずに来て下さい。
テスト直前ということもあり、さすがに来ている生徒たちの必死さが伝わります。質問もずいぶんと出てきています。普段授業で見ていない科目もどんどん来て下さい。
私は、学校の定期テストで満点を取ったことがありません。どんなに見直しをして絶対に大丈夫だと思っていても、必ずつまらないミスで失点し満点のチャンスを逃し続けました。一度くらいは取ってみたかったですね(^_^;)
満点を取らなければいけない、ミスしてはいけないと思えば思うほど緊張してしまい、手が震えながらテストを受けていました。その緊張感がつまらないミスを減らしてくれた一方で、突き抜けることができなかった原因かも知れないなんて、今なら思います。
昨日ある生徒と話をしていて、「どうしたら100点取れるのか」という話になったので思い出したことです。その生徒には、社会で100点を取っていたある生徒(当然私ではありません)の話をしました。100点を取るような生徒の教科書は「汚な」かったです。大量の書き込みや、読むときに引いたマーカーが何度も何度も上塗りされていて黒くなっていたり、欄外のちょっとした写真や資料にも線が引かれていました。圧倒的な執着力を持って勉強していたのが一目で分かりました。
言ってしまえば勉強量の差。それだけなのでしょうが、その勉強に凄みを感じさせるほどの練り上げを見せていた生徒が、私の塾人生活の中で何人かいます。そういう子が、テスト100点への挑戦権を獲得していきます。
今日の富士中生は3時くらいに一斉に下校していましたね。それで塾を開けるなり、生徒たちがどんどん自習に来ています(^^)/
期末テストまで本日であと6日です。1科目に換算すると、2~3時間くらいでしょうか。そう考えると、残りの時間でやれることは絞られてきます。まずは学校のワークをきちんと身に付けることです。ノートまとめのような、かかる時間の割に効果の薄いことは極力排除して、しっかり頭に叩き込むことだけに集中しましょう。
塾に置いてある、暗記マーカーの使用率が好調です。綺麗なノートは必要ありません。バシバシ書いて塗りつぶし、ゴリゴリ覚えていきましょう。
昨日、ある生徒に「勉強は暗記と演習のこと。それ以外は無いよ」と言いました。(本当はもっと他の「勉強」もあるのでしょうが、学校の定期テストの「勉強」ということに絞って捉えて下さい。)
自習中、ちょっと怪しかった生徒に、「この1時間何をやっていたの?」と聞いたら「ワークの『確認』をしていました。」と返ってきたので、上の発言になりました。暗記と呼ぶには覚えられていないけれど、勉強はしていたというエクスキューズだったのだと思います。でもそれは、ワークをただ眺めていただけと同義です。
テストに出る用語や語彙は暗記して、計算問題や英語の文法問題などは演習して解き方を身に付ける。テストでどうしたら点を取れるかと考えると、それ以外はないと思います。(100点を取るための勉強をしている子はこれだけでは不十分でしょうが。)
何を勉強したらいいか分からないと言う生徒も、学校のワークに絞って、この「暗記と演習」をするべきです。本当は本人も分かっているのでしょうけれど、それをするには忍耐力が必要です。もしもその忍耐力を出すのが面倒だというだけならば、ただの逃げです。現実は、マンガの主人公とは違い、いきなり最強にはなれません。まずは教科書を眺めるだけの勉強の「擬態」をやめ、他の子たちと同じように自分も勉強を始めてみましょう。
暗記より思考のほうがもてはやされている昨今ですが、暗記の効果を知っている生徒は強いです。特に定期テストは、まず学校のワークを何周も解いてしっかり暗記することが大切だと思います。
もちろん答えをそのまま暗記するのではなく、答えに至る解法を暗記する。社会のような暗記の比重の高い科目でも、その背景や出来事の流れを暗記する。この場合の暗記は、「理解」と言い換えられると思いますが、やはり成績の良い子は、理解した上でその答えが脳に染みついており、問題を解くときにその解答を出すことで悩まず、瞬間的に出てきます。
学校の制服を着る時に、入学したての頃は手間取っていたと思いますが、今ではその手順に悩むことは無いはずです。それと同じで、「何も考えず」に解法が浮かぶ状態まで自分の知識が深まっていることが、テストへの準備ができた状態です。その状態にするには、毎日制服を着るように何度も繰り返す必要があります。
先の「暗記より思考」ですが、この暗記の状態がたくさん積みあがっている人ほど、より高度な思考ができるようになる気がします。何も考えずにオートマティックに基本作業のできる人のほうが、基本作業でもいちいち考えて行わなければならない人よりも脳の容量を思考活動のほうに割くことができるはずです。学校の勉強は、社会に出て役に立つのかという疑問について、能力の習得の仕方を勉強から学べるという点で真面目にやっておいて損は無いと言えそうです。
本日も半日教室を開けています。受験生はすでに全員来て模試を受けています。
去年までのもくせい塾では、中学生が土日に来て勉強するのは直前だけでした。部活の停止が3日前からなので、仕方が無いと言えばそうなのですけれどね。ただ今年の生徒たちはとてもよく頑張っています。部活動の見直しにより休みが増えたのもあるのでしょうが、昨日も今日も、早くから来て頑張っている1・2年生の姿が見受けられます。きちんと目的意識があることが行動から伝わります。高校生とは1週間くらいテスト期間にズレがあるのですが、先にテストを迎える高校生に交じって頑張っている中学生たちに心の中でエールを送っています(^^)/
昨日、自習室が満席になったので、そろそろテスト勉強も山場です。しっかり頑張って、納得のいく成績を修めましょう!
今日はテスト前、入試前につき塾を少し早くから開けています。続々と生徒が来て勉強しています。みんな頑張れ(^^)/
強い動機と危機感。この2つが、勉強を継続する源だと思います。「成績上げてこうなりたい」や、「今のままではヤバい」という気持ちがあれば、毎日少しでも机に向かうようになります。危機感ばかりでは疲れてしまうので、動機のほうもしっかり持ちたいものですね。
まずは目の前の定期テストでしっかり結果を出すことが、将来の夢にもつながっていくはずです。
富士中3年生の期末テストが今日で終わりました。あとは受験まで待ったなしです。最後まで駆け抜けましょう!
1・2年生は期末テストまで残り12日です。1日3時間できたとしても、残り36時間。5教科で割ると7時間程です。これに実技教科のテストも入ってきますので、あまり時間がありません。早くワークを解ききって作業を終わらせ、できない問題を周回する勉強に入っていきましょう!
今週土曜日も生徒からの要望があったので教室を早くから開けます。是非利用して良い成績を残しましょう。テストは準備が全てです(^^)/
恥ずかしい話ですが、私は高校生の時、学校の定期テストの順位が下から数えてTOP30に入ったことがあります。
この仕事をするにあたり、きっと役に立つと思ってその頃の感覚を常に忘れないようにしています。その時自分は勉強というものをどのように捉えていたか。どうしてそうなったのか。
今となっては、勉強すれば「良いこと」がたくさんあり、勉強しなかった分「辛いこと」に出会うのは経験から分かるのですが、高校生だった頃は経験も無く、考えも浅く勉強した人生としなかった人生を想像して比べるなんて全くできませんでした。
それだけでなく、今思い出してみて最も恐ろしいのは、自分の学力に対して「他人事」のようになっていたことです。周りの人より劣っていることから目を背けたかったのでしょうね。テストを受けて自分の個票が返されても、そこにある順位に何の感情も抱かなくなっていました。悔しいも恥ずかしいも、何とも思わない。そこにある数字に対して、「〇〇〇位ね。」くらいの認識でした。自分の上に何人いて、下に何人しかいないとか、その結果から次へどんな行動を起こすべきかといった、大人なら何かしら危機感を感じる場面でも、全くの思考停止でした。自分ですら自分の能力に対して興味を持っていないという状態でした。
今なら分かるのですが、この、「誰も興味が無い」というのが成績の上がらない原因の一つです。普通自分の能力は、自分が一番興味を持つものだと思いますが、それを捨ててしまっている状態。体が少しづつ腐っているのにほったらかしているような、恐ろしい状態です。私の場合は、逃避したいという気持ちが現実を見ないようにさせていたように感じます。見ているのに「見えて」いない。
今成績が上がらない「まま」の生徒は、もしかしたらそんな状態に近いのではないか。そう思って、私は興味を持って接していこうと思っています。
中学2年生たちにとって、県立入試まであと1年ほどになりました。
もくせい塾では毎年、偏差値は伸びたけれど通知表が足りなくて、志望校をどうするか迷う生徒が出てきます。それは受験勉強を始めるのが遅い生徒です。後から力が付いてきても、通知表の評価が合格ラインに届いていないと、その受験は全て「安全圏の無いもの」になります。一番行きたい高校に入れるかどうか、当日の入試の点数で決まるということです。
もちろん「それでも行きたい」と言うのならば全力で応援をしていますが、それでも願いが叶うのは半分です。受験は病気や事故の無い限り、番狂わせの無いものだと思っています。前々から堅実に実力を付けていた人から順に女神は微笑むものです。
今の中学1・2年生も、今の3年生たちをよく見ていて下さい。目に付くのは一見「大逆転」をしたように見える生徒でしょうが、その横でコツコツやってきていた先輩が受験で合格を当たり前のように勝ち取っているはずです。
昨日の授業後に、帰り支度をしている中2の生徒たちに期末テスト範囲の社会の質問を少ししてみたのですが、まだまだ「?」だらけでした(^_^;) テストまであと2週間とちょっとです。これからも授業後まで残っている生徒たちには問題を出していこうと、トホホな気持ちで決意しました。
本人は覚えているつもりでも、他の人に質問されると答えられないということがあります。ワークの問題文を見たら言えるけれど、口答では答えられない。同じ問題なら答えを暗記しているけれど、少し文章を変えられただけで答えられなくなってしまう。これは、理解と暗記が足りていない証拠です。暗記不足は覚えるしかありませんが、理解が伴っていない暗記の場合は応用がきかず文章を変えられるだけで答えられなくなってしまいます。
ですから、口答テストはその理解を補うのに効果的だと考えています。音声で問題を出すので頭の中でそれを理解し答えを思い出すことになりますし、問題を少し変えたりするのも容易です。格闘技の対人練習のように、相手の呼吸を見て動きを身に付けることができます。
テスト勉強をしている生徒は、自分の中だけで「覚えた」というだけでなく、是非口答テストを申し込みに来て下さい。どんどん揺さぶりをかけてあげますよ(^^)/
本日も塾は早くから開いています。高校受験生たちは模試を解いています。高校生も期末テストの勉強に来ています。
今では「努力」や「根性」といった言葉は古臭く、あまつさえ悪いものとして捉えられる場合すらあるように感じます。でも私は「努力」することは大切だと思っていますし、勉強の場で高い成果を上げられている生徒は「根性」があるように感じられます。
学校の勉強なんて特別な才能は必要ないと思っています。ただの技能なので、訓練で身に付くものだと思います。しかしそこには、「できるまで理解と演習を繰り返す」必要があり、それを続ける意思が必要です。勉強のできる生徒はその意思が強靭です。それを「根性」、そして続ける頻度や時間を「努力」と呼ぶのだと思います。
それらの性質を「才能」と呼ぶのなら、勉強のできる子には才能があるのだと思います。しかしその才能は、持って生まれたものでもなければ、ましてや天から授かったものでもないと思います。
成績の良い子の「真似」をすることは成績を上げる良い方法だと思います。
人の学力には様々な要素が影響しているはずです。暮らしている家の本棚に何が並んでいるのか、どんな友達と付き合っているのか、兄弟や家族の勉強している姿は見えているのか、自分の勉強に興味を持ってくれる周りの人はいるのかなどの環境や、勉強してどうしたいのか、自分にとってプラスになるのかなどです。
ですから成績の良い子と仲良くなってその子の振る舞いに影響を受ければそれだけで成績は上がることもあります。行動を変えていくことが、遠いようでいて学力向上への近道なのかも知れません。
今日は急なお知らせだったので、自習室の利用者は少なめです。もう教室は開いているので、来られる生徒はテスト勉強に来て下さいね。この3連休は雪の影響もあるかも知れないと予報されているので、通塾時は十分お気を付け下さい。
中学生は、1年生も2年生も、今回の期末試験の国語には文法が入ってきます。「文法は全くお手上げ」という生徒もよく見ますが、ちょっと練習すればすぐにできるようになるので、初めから諦めてしまうのは勿体無いと思います。
まずはどんな問題でも文節・単語に区切りましょう。文法の問題が難しいと感じる生徒のほとんどが、知識を覚えることをしていないか、品詞分解をせずに解こうとしているかだと思います。まずは丁寧にその問題文を見てみることが大切です。国語の力は、この「1文ずつ丁寧に見る」ことが土台となり、ひとつひとつの言葉のつながりを見ていくことで、やがて読解の力へと繋がっていきます。
埼玉県立高校入試および、富士中1・2年生の期末テストまで残り20日です。生徒から要望がありましたので、教室開放日を増やしました。トップページからご覧ください。
英単語を知らないのに英文を読もうとしても内容は理解できないのと同じで、数学や理科、他の科目においても「これを知っておかなきゃ勉強が積み上げられない」という知識のようなものが必ずあります。ですから、テスト勉強であっても始めから難しいものをやろうとするのではなく、基本的な公式を理解して使えるようにしたり、用語を覚えたりすることから始める必要があります。物事は順序を追って進めることが肝心です。
その順序を追うための時間をきちんとテスト勉強に落とし込もうとすると、思っていたよりもずっと時間がかかるはずです。ワークの提出範囲が30ページあるとして、ワークに載っている問題の周りのことをきちんとやろうとしたら、その倍くらい時間がかかると思います。必要が同じ日頃からこれができている生徒は、テスト前に「大して苦労せずに」高得点を取ることができています。
別にテストが無い時にも、テスト前のように猛勉強する必要があるわけではなく、ほんのちょっと習ったことの復習として単語を覚えたり、確認問題を解いておくだけでも全く違います。部屋の掃除と同じで、ため込んでしまうといざやるときに大変な思いをします。ちょっと気が付いた時にコツコツやっておく。勉強の為に、脳みそのエンジンを止めないでおきましょう。
第8回北辰テストの結果が返送されました。結果を受けて、公立高校の出願先が決まってくると思います。
受験生たちは、ここから受験まで、模試はもうありません。自分の勉強の状態でしか自分の力を測ることはできなくなりますが、今回の北辰の結果をもとに、最後まで走り続けましょう。積み上げてきた力は自分のものです。それを信じて合格をつかみとりましょう。
塾では中1・2年生に課題を出しています。大体1日1枚程度の微々たるものですが、コツコツ続ければすごい力になると確信しています。
しかし、この程度の量であってもやろうとしない生徒もいます。現在、その課題を得点化してランキング発表していますが、トップの生徒と最下位あたりの生徒で得点差は10倍以上になっています。学校の成績を見ても、大体このランキングの通りなので、努力量というのは本当に大切だなと感じます。
ランキングで発表されてから「ヤバい」と思ったのか、課題をちゃんと出すようになった生徒もいます(笑)が、まだまだどこ吹く風な生徒もいますので、しっかりと「課題はやりましょう」というのを理由も含めて話していきます。課題を出すのはそのほうが「善かれと思」ってのことですかえらね。
学力の底上げには、今までの範囲もきちんと学習し直すことが必要だと考えています。もちろん目先の期末テストに向けた勉強も必要ですが、長い目で見て、本物の学力を身に付けていって欲しいと思います。また、遠くない将来、受験を迎える中学1・2年生たちが、3年生になってから苦手範囲の克服をしようとしても、他にもやることが積み重なってかなり大変です。克服しきれずに受験を迎えてしまうこともあるかも知れません。ですから今のうちに、「復習」の学習ラインをしっかり走らせておきたいと思います。
英語も国語も、読ませてみるとその生徒の実力が分かります。内容まで理解できている場合、スラスラと速く読むことができますし、たどたどしかったり、つっかえて読めなかったりする場合は内容の理解もできていません。スラスラ読めるけど内容が理解できていないという生徒には出会ったことは今のところありませんね。
今日の授業ではその確認がたくさんできました。読めていないことを指摘されて、頑張り始める生徒もいましたので、これから改善されていけばいいなと思います。
音読を塾内に根付かせていきたいと思います。
音読は、それ自体に学習効果がありますので、勉強で読む文章は、すべて声に出して読んで欲しいと思っています。記憶に残りやすくなりますし、文章を速く正確によむ訓練にもなります。また、集中力を持続させることにもつながりますし、いいことずくめです。
ですから、恥ずかしがらずにどんどん声に出して読んでいくべきです。本気になった生徒は勉強でも声が出ます。逆に言えば、暗記作業をしているときに声を出さない生徒は本気ではないということです。授業内で暗記のチェックをさせると声を出すのに、自習の時に黙読をしている生徒はまだまだ羞恥心や面倒臭いという心があるのだと思います。
もくせい塾の自習室はここのところ、おしゃべりする生徒はいません。とても静かな空間が維持できています。が、音読する生徒もいなくなってしまったので、少し手を加えていかなくてはと思っています。
要望がありましたので、2月の日曜日は全て教室を開けます。
1年生の数学は図形の学習を行っています。点や線についての知識、作図、おうぎ形と続き、いよいよ空間図形に入りました。
空間図形は本当に得意、不得意の分かれる分野です。少し教科書を読んだだけで完璧に理解できる生徒もいる一方、実際に立体を見せて説明しても全くできるようにならない生徒もいます。これは空間把握の力を小さい頃から養っているかどうかが大きいと思いますが、やはりブロック遊びをしていたような男の子が強い傾向にあります。(私が子供の頃はレゴ派とダイヤブロック派がいました。年代トークですね(^_^;))そういえば以前、男子生徒とプラモデルの話になったのですが、その生徒はプラモデルを作ったことが無いと言っていてすごくビックリしました。時代が変わると子供の遊びも変わるんだなぁなんて思いました。
話を戻しまして、図形の力を養うには、頭の中で立体をクルクルと回せるようにする必要があります。その第一歩として、自分で図形を描いてみることをおすすめします。特に立体の見取り図は、見えない所は点線で描いたりするので、立体の理解が深まります。お家でも是非、三角柱や正八面体などを描かせてみて下さい。
最近、高校生からされる質問で多いのは化学です。化学基礎は化学電池の分野に入ってくると、「もう訳が分かりません…」という人もチラホラ出てきているようですね。
私も実は大学受験の理科は物理選択で化学は早々に諦めてしまったタイプですが(^_^;)、生徒たちを教える為に勉強して少しずつ化学が理解できるようになってくると、その面白さが分かってきました(今更ですが)。
高校化学は中学校の理科の化学分野の延長です。高校生で「化学は分からん」となっている人は、一度中学2年生の教科書を引っ張り出して見直してみるのもいいかも知れません。とくに化学電池の分野は、中学校の内容が身に付いた「上で」の話なので、そこがあやふやだと難しく感じてしまうと思います。