富士中の期末テストまで、今日であと20日となりました。3週間を切りましたね。
定期テスト3週間前の段階で、進んだところまでの学校のワーク・問題集が終わっている生徒は、まずまず順調と言えると思います(^^)/ 進度の良い生徒は、この段階でだいたいテスト範囲の指導が終わっているので、残り3週間で、反復して得点力を上げていきましょう。
高校生のほうですが、勉強が追い付いていない生徒が見受けられます。ちょっと部活動に引っ張られ過ぎてるなーと感じます。部活動をやっていることは、勉強しなくていい理由にはなりません。中学生時代の頑張りを思い出して、奮起して欲しいと思います(^^)/
どんなに勉強に対してやる気のある人でも、日によって「ちょっと面倒だなー」と感じる日はあります。
そういうときにおススメなのが、「何かをサラサラ~っと読むことから始める」です。何かテキストなどを、内容をしっかり追わなくてもいいので、とりあえず開いてサラサラと読み始めると、いつの間にか集中した状態に入れます。
やる気や集中力は初めからあるものではなく、何か作業を始めてから高まっていくものです。とりあえず始めてしまうことで集中した状態を作っていく。そうすると「面倒虫」に負けないで勉強を始めることができます。私も疲れているときによくやる方法です(^^)/
勉強の仕方は、「時計の設計図を描く」ことに似ていると思っています。
それは、歯車をどのように組み合わせたらどう動くのかを把握して、全体として1つの「時間を示す」道具を作り出します。その時に、細部の歯車の組み合わせだけを見ていても全体の帳尻が合わなくなってしまうかも知れませんし、逆に完成図ばかり見ていてもいつまでも完成しません。全体図を頭に入れたまま、細部がしっかり機能するように設計をしていく。これは勉強にも言えることだと思います。
例えば中学生の英語の勉強ですが、人によってはまず単語を覚える。そして新出の文法を学んでから本文を読むという流れで勉強する人もいるかもしれません。それは、一番細かい言葉の単位から押さえていって、最後に本文という完成図に仕上げるという流れとしては正しいやり方だと思います。しかし、逆にまず本文を読んで、文法はとりあえず置いておいて訳してみる。そこから進出の文法を確認して単語を覚えるといった、真逆のやり方もありだと思います。これは「完成図⇒細部」という学習方法になり、「最終的には本文をしっかり理解する」というゴールに向かって、軸がぶれずに勉強できます。他の科目でも、まずはテキストを一通り読んでしまうと、全体の流れがつかめて勉強しやすくなります。どこが大切なのか、勉強の力の入れ方に濃淡をつけることもできます。
先に自分が何をしているのかを把握してから勉強する「完成図⇒細部」の方法論だと、楽に要点を掴めるかも知れません。
今週末は第5回北辰テストです。中3受験生たちにはしっかり結果を出してもらいたいです。
この時期受験生は、学校の勉強と受験勉強を同時並行で進めなくてはいけません。量やバランスを考えるとかなり難しい時期です。ですので、もくせい塾では中3生には週間課題という形でやることを指定しています。今週は学校の勉強と受験勉強に加え、北辰のかこもんもやることになるので、指定する量が少し増えます。今のところきちんとやり切れていない生徒もいますが、出来ている子の方が多いので無理な量ではないと思っています。今週は是非頑張ってもらいたいと思いながら見守ります。
高3R君が、模試を受けて来ました。
自己採点をしたら、思うような結果ではなかったようです。「これは正解できた」という問題を洗い出して私に見せてくれたので、「『これは取れた』が今の実力だ。」ということを少し手厳しく伝えました。次は発奮してくれることを期待しています。
しかし、このように「これはできたかも」という見直しの仕方はいいと思います。その結果を受けて落ち込むよりも、次は取れるという気持ちになるほうが前向きで学力にも反映すると思います。もちろん、根拠の無い自信は意味がないので、きちんと解き直しをして、次は確実に解答できるようになっておく必要がありますが。
それにしても、このように自分の学力について自分自身が興味を持つことは学力向上にとても大切です。自分の今の能力を客観的に見ることができれば、それを伸ばすこともやりやすいと思います。その、客観的な視点としての「これはできた問題」を洗い出したR君を、これからも応援していきます。
私は、新卒サラリーマンだった時に、帰宅するときは机の上をきちんと整理整頓してから帰るようにと習いました。それはただ単に、見た目の良しあしだけの問題ではなかったのでしょう。確かに「仕事ができるな」という人の机の上は仕事中は物が出ていても、気付くといつも片付いていた記憶があります。
生徒の様子を見ていても同じことを思います。勉強が順調な生徒の場合、無駄が少ない気がします。逆に、不必要な科目の教科書が出ていて机が狭くなっていたり、何を持ってきているのか通塾カバンがパンパンに膨れ上がっていたりする子もいます。そういう子は同じ作業をさせても無駄が多かったりします。
頭の中と、机の上や部屋の中はつながっていると思っています。部屋が散らかっているのは、頭の中が散らかっているから。机の上に無駄なものがあるのは、何をやるかが決まっていないからです。また、部屋が散らかっていたり机が物で狭くなっていると動線がうまく確保できず、何か作業をするでも結局無駄な時間がかかります。そこで、まずは形から入ってもらうようにしています。
机は片付けながら使うようにさせる。本棚から出したテキストや辞書をきれいに戻さなかったりしたところ見たら、その都度直させる。ファイルを逆さまに戻していたら注意する。やっていることはご家庭の躾と同じですね(^_^;) でも、「神は細部に宿る」です。こういうところからしっかりしていかなくてはいけないと思っています。
昨日は少しの間ですが、自習スペースの座席が埋まりました。テスト前だけでなく、日頃から自習に来ている生徒が増えてきています(^^)/
あと1ヵ月もしないうちに、各学校の中間テストがやってきます。そろそろ準備を始める時期です。もうテスト範囲になるであろうところまで終わっている生徒は、ここからはひたすら反復演習です。
テスト範囲表が出される前から、しっかりと勉強していけるとテストの結果も良くなります。どんどん勉強していきましょう!
富士中では中学3年生に、校長先生が面接をしてくれます。埼玉県内の私立高校などは面接試験が減って来たようにも感じられますが、面接は練習であっても、絶対に体験したほうがいいと思うのでありがたいですね。
私は、塾生たちがこの、「校長面接」でどんなコメントを言われたのかを聞くのがとても楽しみです。「君はもっと勉強したほうがいいね」なんて身も蓋もないことを言われている子もいますが(^_^;) 緊張する場面に身を置くことで度胸も付きますし、何より「なぜその高校に行きたいのか」を言葉にすることで、目標としてよりはっきりと実感できると思います。そうすれば勉強にももっと身が入るかも知れません。
面接練習をした生徒たちが、その後どのような思いを持つのかも含めて、私が楽しみにしている学校行事の一つです。
週刊ダイヤモンドの今週号の特集は、「大学序列」でした。偏差値や就職実績を切り口に大学の様々な順位を出していて、大学の今が見えてきます。なかなか興味深かったです。
しかし、こういった雑誌の特集が組まれるあたり、まだまだ日本は学歴社会なのがよく分かりますね。今の中高生を見ていると、私の生徒だった頃に比べてずっと価値観が多様化しているのを感じます。ですから、私の子供だった頃よりも、進路について悩むことは多くなっているかも知れません。ミュージシャンを目指すことには以前よりも寛容になっているかも知れませんが、ミュージシャンで食っていくのが難しいのは相変わらずですからね。
今日は、台風一過の晴々とした天気ですね。気温もかなり高いです。
敬老の日で今日は祝日なので、塾を開けるとともに中3のT君とY君がやってきて自習をしています。須素晴らしいですね(^^)/ 目標に向かってしっかり頑張れています。これからの時期、受験生は全員勉強するので偏差値は上がりにくいと言われていますが、こういう場面で、他人より勉強を積み上げていくことができる子はそれに当てはまることはありません。ガンガン上げていきましょう!
富士中学校の中間テストまであと1ヵ月ほどとなりました。
どの学年の生徒も、今は学校の内容を中心に勉強しています。英語に関しては、かなり予習の進んでいる生徒が多く、もう少ししたらテストに向けて復習をやり込むことができそうですが、中には以前学んだ内容が身についていない生徒もいます。そういう生徒には、進度は遅れてしまいますが適宜復習を取り入れるようにしています。今の指導システムにしてから、生徒の達成度がより把握できるようになりました。できなくなっている生徒には、それを指摘して勉強を促します。
私はなにかを指摘するときに、含ませた言い方をせず、ストレートに「できなくなってる」「前にやったよね」「ダメ」と言います。自分でも少しキツイかなと感じますが、これには「一度学んだものは、その場で身に付けるべきだ」という意味を込めており、生徒にもそのことを伝えています。
成績の良い子と悪い子の差は、その場で身に付けようとする意識の違いで生じると感じます。何かに本当に困ると、そのための対処方法をすぐに身に付けようとします。一方、危機感を感じないままだと「身に付けること」を必死で行おうせず、すぐに忘れてしまいます。ですからその危機感を演出するために、指導中は以前学んだ知識をこまめに確認し、できないときにはキツく指摘しています。ダメだしされるのを怖がって、必死に食らいついてくる生徒はそれだけで力がメキメキと上がっていきます。
夏休みに入ったくらいから、大学受験生のAO入試対策の為に面接の練習を行っています。
面接を受ける生徒は、練習をたくさんして経験を積むことが大切だと思っています。もちろん面接試験というものは、受験生本人の人となりを見るためのものなので、付け焼刃の取り繕いに意味はありません。しかし、ある程度練習して慣れておかないと、自分のことをしっかりと伝えることができません。緊張して何も言えないのもいけませんし、逆に自分を良く見せようと背伸びした発言ばかりでも、面接官にはすぐに見破られてしまい良い印象を与えません。等身大の自分を見てもらうにも、それなりの技術が必要なんですね。
そこで、面接試験の練習をする際、生徒に要求することがいくつかあります。自分の志望する学科・専門分野に対する知識は最低限勉強しておいてもらうとして、まずはよくある典型的な質問の答えをしっかり準備してもらうこと。そしてそれを文面通りにではなく、その場で自分の言葉にして話す練習。次に、聞かれていることに対してきちんと返す練習。「なぜ」と聞かれたら「~だから」と返す。「どのように」と聞かれたら「〇〇のように」と返す。普段の会話のときはできていても、面接になると緊張や焦りからこれができなくなってしまうことも多いです。そして、分かりやすく結論から伝える練習。よく、話しているうちに結局何を言いたいのかが分からなくなってしまう子がいますが、結論から話すことで、その後に付け加える理由が迷子になってしまうのを減らすことができます。
これらの面接練習で身に付ける「話し方の技術」は、国語の文章問題を解くときや小論文を書くときにも役に立ちます。文章問題の設問に「なぜ」とあったら「~だから」という書き方をする。「どんなこと」とあったら「~なこと」と締める。小論文の論の展開も、面接で結論から話すのと同じように、要旨を伝えてからその理由を書いていくとまとまりやすくなります。
結局、我々が読んだり書いたり話したりと、日々操っているのは全部日本語なんだなあと思います。その日本語に堪能であることが、いわゆるコミュニケーション能力が高いということにもつながる。社会に出たら、仕事をする上でコミュニケーション能力はとても大事です。いわゆる「お勉強」だけでは身に付かない力の一つですが、こういった機会に少しでも高めておいて欲しいなと思います。
もくせい塾では、「学習記録シート」というものがあります。生徒に1日の勉強の予定表と、帰りにその振り返りを書いてもらうものです。
それを見ていると、いろいろなことが見えてきます。例えば、成績が上がるなと感じる子の振り返りには、「ストーリー」があります。昨日の振り返りで「今日は〇〇ができなかった」とあったのが、今日の振り返りで「昨日できなかった〇〇を解きなおした」となっていたり、前の内容を踏まえて書かれています。こういう生徒は、具体的に行動を起こすことができており、成長の予感がヒシヒシと感じられます。
一方、もうひといきだなあと感じるのが、「〇〇ができるように『なりたい』」と、希望形で書かれているものです。希望の形でコメントするというのは、まだまだ課題克服の筋道を自分の行動に落とし込めていない証拠です。では、いつ・どのようにやるのか。そこを先送りしてしまっているうちはまだ伸びません。そこを具体的に考えて欲しいので、私が書くコメントのほうに、「このようにやってみよう」と少しヒントを出したりしています。そこから振り返りの文面が変わる子もいるので期待して待っています。
また、それ以前のレベルの子もいます。そういう子には一つずつダメ出しをしています。振り返りのコメントに漢字の間違えがあるもの、漢字が使えるのにひらがなで書いてあるもの、日付や自分の名前が書かれていない等、不備のあるもの…。その都度訂正しています。地道な作業ですが、「報告書」をしっかり書けるようになるのも、学力につながると思っています。まずは自分の勉強を自分で管理できるようになることからです。保護者の方には面談時にお見せしているので、その際お子様がどのレベルにいるのか、是非確認してみてください(^^)/
9月に入り1週間が過ぎ、もくせい塾もだいぶ落ち着いてきました。
小学生には、受講科目の問題プリントを宿題に出すようにしています。算数なら計算中心、国語なら文章読解です。実は、この正答率がすこぶる悪いです(^_^;) 点数を出すようにしているので、是非ご家庭でも見てあげて下さい。だいたい半分から7割程度の出来です。特に算数の計算問題のミスが多いです。
塾では目の前で丸付けして、やり直しをやってもらっていますが、やり直しをさせると普通にできる場合が多いです。「この時の自分は何を考えていたんだ…」なんて言っている子もいました(笑)。おそらく原因は、家での学習の姿勢なのではないかと思います。家だと、テレビを見ながらや、スマホをいじりながらやったりと、どうしても気持ちに緩みが出てしまうこともあります。また、(書いてある文字を見ると分かりますが)直前に慌ててやっている子もいると思います。
ほとんどの子が、目の前で悪い点数を付けられるとそれなりにショックを受けるようなので、そうならないように今後努力してくれることを期待したいところです。しかし、家での学習の姿勢を、今一度お家の方も見てあげて下さい。勉強も武道などと同じで、「型」が大切です。テレビを見ながらやる勉強に、「型」はないと思います。
数学が苦手な生徒を見ていると、「真似るのが下手」という共通点が見つかります。特に、計算問題で間違えてしまう生徒の場合は、途中式を真似することができていません。
私が説明するときに書いた途中式で、「この順で途中式を書くように」と指示して書かせると、1つ目の問題は解けるのですが、次の問題になった途端にオリジナリティを発揮しだして謎の計算を始めてしまう子もいます。(当然答えも間違っています。)
式の理解が伴っていないこと、また何においても「手順を真似る」という癖が付いていないことが原因だと思います。式の理解に関していうと、私の説明が悪い場合もありますので、別の切り口から同じことを説明したり理解の補助をしています。手順を真似させることに関しては、同じやり方ができるまでやり直しをさせたりします。こういった状況の子の場合、たくさん演習を行うだけで改善するわけではないので、1問の解法を完璧にトレースできるまで何度も付き合うことで乗り越えようとします。それができてから演習です。
また、途中式を書くのを面倒臭がって暗算に頼るようになり、解法が身につかない生徒というのもいます。こちらのタイプのほうが(特に男子に)多いです。こういう場合は、途中式を書いていないことを叱って矯正させるのが手っ取り早かったりします(^^)/ しかし、本気でミスを怖れるようにならないと手抜きグセはなかなか治らないので、学力向上のためにもそこをちゃんと伝えなくてはいけませんね。
いずれにせよ、計算問題で点を落とすくらいの生徒には、通り一遍等の指導では通用しないことがほとんどです。そういった学力層に効果的な指導を探求していくのも、私のテーマの一つです。
夏休みのお土産をいただきました。オオグソクムシのハンカチです。オオグソクムシ、いいですねぇ。さすがR君、私の趣味が分かっている(笑)。
オオグソクムシは、海に住むダンゴムシの仲間だそうです。裏から見た様子がグロテスクで、キモカワイイことで話題になった生物ですね。どうも一定周期ごとにこういった、ちょっと変わった生き物がブームになりますよね。古くはエリマキトカゲから、ウーパールーパー、クリオネなど、私はその都度それらの生き物に夢中になるタイプでした(^^)/。このオオグソクムシは一部食用にもされるそうですが、エビやカニに似た味のようです。なかなか興味深いです。機会があったら食べてみたい…かも。R君、ありがとう!
高校生塾生の夏の振り返りを行っていきます。
まず、高3受験生ですが、一般受験を視野に入れている生徒はほぼ毎日塾に来て頑張っていました。しかし、夏の間に終わらせる予定だった量の勉強は終わらなかったので、今後も継続して同じくらいの量をやっていく必要があります。
高校生になって英語が苦手という生徒は、ほぼ中学生の内容からつまづいています。私の感覚では、中学生のときに勉強した文法が身についていれば、あとは単語や構文を覚えていくだけでそこまでできなくなることはないと思います。ですから、進研模試の英語の偏差値が45を切るような場合は、思い切って中学の内容からやり直すほうがその後の伸びが良くなることが多いです。今年の大学受験生の中の英語が苦手という生徒には、その方法を取ってもらいました。幸いどの生徒もその方針を素直に受け入れてくれたので、すんなり勉強をスタートすることができました。中学生のテキストを1週間くらいで終わらせ、そこから高校生の勉強を進めています。
その他の科目については、数学は大体1周終わり、理科科目の未習分野が少し残っています。しかし、まだまだ仕上がっているとは言えないので、これからも同じ作業を繰り返して、入試問題への接続ができるレベルにまで高めていく必要があります。学校が始まっていますが、どこまで自分の学習時間を確保し続けられるかが勝負の分かれ目になります。
高1・高2生に関しては、本当に勉強してないなーというのが私の夏の感想です。もっとやらせなくてはいけませんね。
昨日のブログに、中3受験生のこの夏のことを投稿しましたが、中1・2年生のことを今日は書こうと思います。
中1・2年生には、夏休み前からiワークの課題を出していました。1学期に習った内容の範囲を全部解いてくるというものです。ページ数は、1年・2年ともに200ページ前後、期間は1ヵ月程度でした。
与えられた期間を考えれば量はたいしたことはないのですが、私はこれで、「定期テスト前の勉強」の練習をしてもらおうと考えていました。1学期期末テスト前の様子を見ていて、まだ勉強の仕方が分かっていない子や、できない子が多く見られました。ですから、1ヵ月前から5科目の勉強を行うという課題にしました。
結果は、ほぼ全員提出できました(^^)/ 2名ほど期限を守れなかった生徒がいましたが、本日持って来るという話ができているので、たぶん全て回収できるでしょう。その2人は、1ヵ月期間があったのに結局終わらなかった生徒です。それがテストの点数に出るという話をしていこうと思います。
ただ、他の子も期限は守れていますが、内容がそれに伴っていないなあと感じる子もいます。やはり直前になって慌ててやっている、というか提出日当日まで終わっていない子もいました。実際に提出されたものを見ると、丸付けがされていないページがあったり、記述式の答えが、解答と一字一句同じであったり…(不思議ですね!)。まだまだ、「提出ができればそれでいい」という雑さが目立ちます。全員を見ていて、コツコツやれていると感じた子は、全体の半分より少ないくらいでした。一方、解説のページにマーカーが引いてあったり、テキストが何度もページをめくったせいでボロボロになっていたりする子もいます。同じ作業であっても、何を目的に行っているかで大きな差が出るなと改めて感じました。
まとめとしては、「これから矯正していかなアカン!」ということです。いい勉強ができている子はさらにその先を、課題で勉強ができていない子はまずは自分で考えて行動することを。2学期の中間テストまであと40日くらいです(^^)/
昨日、第4回北辰テストがありました。結果が返ってくるのが楽しみです(^^)/
新学期が始まりましたので、中3の夏期講習を少し振り返ってみたいと思います。
今年はエアコンの故障も塾長の故障(?)もなく、無事に終わることができました。今年の生徒の学力に合わせて、去年とは行う内容もかなり変化しました。中1・2年で学習してきた内容の復習に加えて、「内容を聞いて理解すること」や「作業を早く行うこと」、「文章を正確に読むこと」を鍛えて基礎学力の向上も図ってきました。これらの効果は、この後、秋以降の学習に際して発揮されるはずです。
また、今年の子は全体的に知識が足りないなーと感じていたので、暗記をたくさんやりました。しかし、私の指定した合格基準になかなか達することができずに苦労している子もいました。今年は、そのことで私が叱るシーンが多かったです。私の思う、「知識の身に付いた」状態というのは、「何も考えずに、他の作業をしていても口からスラスラ出てくる」というものです。そこまで知識を染み込ませなくては受験まで持っていけないと思っています。
暗記は好き・嫌いというのはあると思いますが、できない、ということはないと思っています。忘れてしまうのは「忘れてもいい」とどこかで思っているからです。しかしここをしっかりやり切らなくては、勉強において何も変わらないと思っています。ですから暗記テストで合格できなかったり、授業中に一度行った内容を忘れていたりした場合は容赦無く叱りました。おかげで、なんだかいっつもカリカリしてる人みたいでした(^_^;) (普段の私は草食動物のように温厚です)
さて、夏期講習が終わってからの生徒たちですが、真面目に食らい付いてきてくれた子たちは少し変わってきたように見えます。ひとつは勉強体力が付いてきたこと。今日、課題を出したのですが、「1週間くらいかかるかな」と思っていたのがずっと早く終わってしまいそうです。数字には表れないですが、これも学力向上の一つだと思います。もう一つは質問のレベルが上がってきたこと。夏前ならば、「分かりません」だけだったのですが、本日の授業中にされた質問がもっと具体的で内容もピンポイントでした。知識が増えてきて、自分の分からないところが分かってきたからだと思います。
そんなわけで、良くなった点もあり、まだまだ課題も山積みであり、これから秋にやるべきことも見えてきたのでここから更に頑張ってもらいたいと思います。
新学期がはじまりましたね(^^)/
お子さんとの「~したら○○を買ってあげる」という約束は、とても危険だと思っています。例えば、「テストで90点取れたらゲームを買ってあげる」とか、「テストの順位で50番以内に入ったら、ディズニーランドに連れて行ってあげる」などの約束です。生徒と話をしていると、このテの約束事をちらほらと聞きます。
たしかに、勉強して欲しいという親御さんの思いから出た約束なのでしょう。しかし、これを1度でもやってしまうと、子供は「物」による報酬が無いと勉強しなくなってしまいます。「馬の鼻先にニンジンを吊るす」的なこのやり方は、一時的な効果はあるかも知れませんが、継続はかなり難しいと思います。馬なら毎回ニンジンでいいかも知れませんが、人ではそうもいきません。子供の要求に応えて際限なく報酬の限度は上がっていくことでしょう。「次はもっと高い物をもらう。もらえないなら頑張らない。」となっていってしまうのが自然です。こうなってしまうと、本来管理するべき立場の「親」と、されるべき「子」の立場の逆転現象すら起きてしまいます。「物」による報酬とは、それほどに魅力的でそれだけに依存度の高いものだと思います。
さらにこの方法だと、「勉強のための勉強」になっていないことも懸念します。もし子供が頑張り、約束していた「物」による報酬が得られたとしても、その先に「勉強の価値」は見出せません。親御さんによる、子供に勉強させたい理由の第一位って、「将来自分の身を守ることができるようになる為」だと思います。しかしこの方法では、子供の視野を曇らせ、将来を見通すことがどんどんできなくさせていると思うのです。足元だけを見ている子は、まっすぐに歩くことができません。
よって、「物による報酬」は安易に使ってはならない、と私は思っています。使うのならば、上記のような「テストで90点取ったら」のような「交換条件」ではなく、「日ごろ勉強を頑張っているからね」と言って与えてあげて欲しいと思っています。「頑張りの基準」を子供に伝えるのではなく、親御さんの中だけにしまっておいてあげる。そうすれば、子供も「頑張っている姿を親に見てもらっている」という、「物以外」の報酬、つまり「ご褒美」も受け取ることができるのではないでしょうか。約束をしたのに物をもらえなかった子供は、きっとそれだけで「全否定」された気になっていると思うのです。
自立学習支援をうたうもくせい塾に通う子たちには、勉強する姿を認めてくれる親御さんからの、形のない「ご褒美」が降り注いで欲しいなと思います。